「『何にもしない』は、最高の何かにつながるんだよ」
プー
今日は趣向を変えまして、映画のお話です。
先日、『プーと大人になった僕』を見に行きました。
詳しくは割愛させていただきますが、
たいへん暖かい、そしてしみじみ優しい映画でした。
「『何にもしない』は、最高の何かにつながる」
って、のんびりやのプーさんの言葉なんですが、
これが、このお話のキーワードになっていきます。
でも、よくよくスピリチュアル目線でこの映画を見ていますと、
プーさんは何にもしてないわけじゃないんですね。
『今』を一生懸命生きて(?)いる。
いつだって、自分の感覚や感情、たいせつな友達のことで一生懸命になっている。
彼は自分のことを『おつむが小さい』って言うんですけれど、
『大きいおつむ』の大人たちは、将来の心配をしてばかりで、
肝心の『今』をぜんぜん楽しんでいない。
私たちは、毎日余計なことを考えすぎていますよね。
ひとりでぐるぐる考えて、ようやく出した答えより、
ああ、もうやめた!
ってすべてを放り出した瞬間に、
パッとひらめいたものが最高だったり。
あるある。ありますよね。
目に見えない存在って、
もちろん、いつも私たちを見守ってくれているのですが、
そういう時に、いっそう近づきやすくなるようです。
もちろん、ご当人の努力があってのことですけれども(←ここ重要)。
プーさんからいろんなことを学ぶことができて、
シンプルながら、スピリチュアル的にも、なかなか深い映画です。
何より映像が美しくて上品。
ああ、ボロなプーさんを思い出しただけで涙がじわじわ出てしまう。
こういう映画、ほんと。
弱いんです(笑)