裸婦クロッキーの


集大成として


最後に


制作したのが


この裸婦デッサン


でした。


これは


クロッキーの


1ポーズ20分でなく、


何時間もかけて


制作しました。


やはり


これも


逆光で、


後ろ姿を


選びました。


柔らかい光の


ハーモニーが


美しいです。


わずかの光の


変化の中に


女体の


起伏や触覚までも


表現できたらと


挑戦しました。


肉体の中の


骨格や筋肉、


脂肪なども


意識して


制作に


あたりました。


最終的に


手指の表現に


苦労しました。


教授も


「これ何?」と


指摘するくらい


未完成に


終わりました。


これ以上


描くと


シミになって、


よけいに


悪くなって


しまうという


ところに


追い込まれて


断念しました。


右頬に


あてた右手、


右膝にあてた


左手の手指の


表現は


未完成のまま


木炭を


置きました。