このデッサンは


大学入学まもない頃に


描いた「アマゾン像」です。


私学美術系大学


授業料免除特待生希望で


受験しましたが、


残念ながら


特待生にはなれず


一般入学生として


入学しました。


しかし、毎年、


特待生審査がある


という期待も


あって


入学を決意しました。


それに


担任や美術科の先生も


模擬試験の結果も


参考にして


その進路を


薦めてくれました。


その頃は


国公立も


受験したい思いも


ありましたが、


迷っているうちに


願書〆切日が


きてしまいました。


今から


思えば


その選択で


良かったと


思っております。


このデッサンには


その頃の


合格の喜びと


絵画にかける情熱が


あふれています。


というのも


指導教授が


指摘した


鉛のような質感が


気になって


もう一枚


同じ位置から


描き直したのです。


今は


そんな情熱や


体力が


なくなってしまいましたが、


青春のとんがっていた頃を


懐かしく思います。


下のデッサンが


描き直した


「アマゾン像」です。


右下の日付を


ご覧ください。


5 . 31に


2枚目を


描き始めました。


しかし、


なかなか


鉛の質感からの


脱却は


難しい課題でした。


バックを


描けば


明暗の対比で


それなりに


石膏の質感も


表現しやすかったの


ですが、


バックを


描かずに


石膏像の


質感を


表現するのは


その頃の


私には


難問でした。