猫派・犬派と分かれることが多いですが猫マニアの間で、日本に唯一残された「猫の楽園」と呼ばれている島があるとか。

ライターの人が実際に行ってきたレポートがあります。

これはもう、行くしかない…! 猫ライターの名にかけて! というわけで、仙台から私鉄に揺られること1時間。その後、小さな船に乗り換えてまた1時間。太平洋に浮かぶ離島、田代島(通称:猫島)までやってまいりました。

田代島は宮城県の石巻港から約22km、周囲約11.5km、人口約100人というこぢんまりした島。この小さな島に、なんと島民とほぼ同数の100匹を超す猫が暮らしているというのです。

高鳴る胸を抑えつつ、港に降り立つと、船の到着を待ち構えていたように、3匹の黒猫がお出迎え。

港から民宿までてくてく歩いていると、1軒の家の前に20匹を超える猫軍団がたむろしている現場に遭遇しました。これが世に言う「猫の集会」か! 圧巻の風景を眺めていると、買い物帰りのおばあちゃんに呼び止められました。

「この子たちは、この集落の猫でね~。この和子さんの家で毎朝ごはんをもらっているんだよ。港には港の猫がおって、その子たちは漁師さんからおこぼれをもらうんよ」(島のおばあちゃん談)

どうやら島には、“陸の猫”と“海の猫”がいて、それぞれ独自のライフスタイルを持って暮らしているそうです。

翌朝の早朝4時、“海の猫”たちを見に港へ向かうと、漁船の帰りを今か今かと待ち受けている猫たちがずらり。水揚げが始まると、それぞれお目当ての漁師さんの横に礼儀正しく座って、上目遣い魚をおねだりしているではないですか! カ、カワイイ…!

「こいつはね~、毎朝船が戻ってくる時間には決まってココで待ってるんだ。絶対他の漁師のとこにはいかねえよ。毎朝新鮮な小魚を分けてやってるから、毛ヅヤもいいだろ?」(島の漁師さん談)

そういえばどの漁師さんにも、お付き(!?)の猫たちがいます。なかには、カレイやヒラメなど高級魚をくわえて走り去るちゃっかり者の姿も。でも、こんなに猫がいて、仕事の邪魔にならないんですか?

「邪魔なんかじゃね~よ。島の猫はず~っとここで暮らしてきた。俺んとこにきているコイツなんて、もう4代目よ。朝、漁から戻ってコイツがいないと、なんだか心配になるよ」(島の漁師さん談)

何をしてくれるわけでもないけど、いないとなんだか寂しい。島の人々にとって猫は、そんなビミョーな距離感を持った存在みたいです。でも、なんだかちょっとうらやましいのは、私だけ?

お互いに完全に依存しあうのではなく、ゆるやかな関係を保って暮らす。それは気持ちのいい人間関係にも通じることですよね。

「猫たちの楽園」は、おだやかで、心優しい人間たちが暮らす、「人間の楽園」でもあるのかもしれません。

byR25編集部

猫好きな人は行ってみるといいかも。

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