東海村舟石川駅西のJR東海駅東口に置かれたばかりの石像「いもジィ」が、何者かによって壊された。元気な高齢者のシンボルとして設置され、除幕式からわずか10日。村民からは「誰がこんなことを」と怒りの声が上がっている。

 村によると、26日夕方、駅からの通報で職員が駆けつけると、台座から両足ごと折られ、体とともに、腕や折れたつえが地面に散乱していた。

 いもジィは、昨年秋に村で開催された「介護保険推進全国サミット」の公式キャラクターとして活躍。村の名産のサツマイモが、サミットを開催した自治体がバトン代わりに引き継ぐ「転ばぬ先の杖(つえ)」を手にしており、明るく元気に生きる高齢者を表現した。サミット終了後、高齢者福祉や介護予防のシンボルにと、村が高さ約62センチの石像を造り、17日に除幕式を行ったばかりだった。

 材質は御影石のため、「簡単には壊せない。バットか何かを使ったのではないか」(村幹部)という。村上達也村長は「こんなひどいことをする人がいると、そのままさらしておくのも一つの手だが、修復するか、作り直すか考えたい」と怒りをあらわにしていた。

 いもジィが置かれた東口は人通りも多く、防犯ビデオが設置されているが、石像の周辺は死角という。現在、ひたちなか西署で器物損壊事件として捜査している。


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