【雀孝行】
昔々、ツバメとすずめは姉妹でした。
親鳥が危篤になった知らせを受けて
すずめはなりふり構わず駆けつけたので間に合いました。
一方ツバメは紅をさしたりしていたので
親の死に目に間に合いませんでした。
それ以来、神様は親孝行のすずめには
穀物を食べて暮らせるようにしてくれました。
親不孝なツバメには虫しか食べられないようにしました。
昔話の影響なのかすずめってなにかと迫害されてるイメージで
弱くって守ってあげなきゃキャラですが
最近のすずめって負けてないよね。
鳩やカラスと対等にえさを奪い合ってるシーンを目にするし
人が近づいても簡単には逃げない。
丸々と太っている子が多くて存在感あります。
今日はツバメが低く低く飛んでいます。
巣作りに忙しげ。
で、すずめとツバメが同じ軒先に巣作りしているのを目撃
しばし観察しておりました。
すずめは表からは見えない隙間に巣を作っているらしい。
同じ場所からそれぞれがタイミングをずらして
巣作りの枯れ草のようなもんをくわえては飛び去り・・・
繰り返すうちに鉢合わせになった。
一度ツバメがくわえた枯れ草ををすずめが乱暴に奪い取る。
なんか・・・あわてて横歩きしたツバメ・・・・
はぁ・・・・・ほんと珍しいもの見たわ・・・
ツバメが歩くのも初めて見たかも。
微妙な力関係は営々と続いているのかしら・・・
で、こんなお話もあるのよ
【雀の粗忽】
昔、雀とつばめは兄弟であった。
親が病気だと聞いて雀は急いで飛んでいったが、
あまりあわてすぎて親の頭を蹴ってしまった。
つばめは美しく化粧してから行ったが、
そのときはもう親が死んでいた。
親は、雀には頭を蹴った罰で地面を歩くことを許さず、
二本の足を揃えてピョンピョン飛び歩くことしか許さないが、
食べ物は穀物を与える。
つばめには、親の死に目に会わなかった罰に
穀物を与えず土を与えると遺言した。
それでつばめは土で巣を作り、虫を食う。
雀は藁で巣を作り、米を食うのだという。