昔は就職ではなく就社であった。
経営者も従業員も世のためになる、人のためになる会社で働けることを喜びに感じ一生懸命に仕事に打ち込んだ。
何故日本企業の製品が優秀だと言われたのか?
何百万個という商品を作れば当然中には不良品はあるかもしれない、当然である。
しかし、何度も何度も手間隙かけて検査を繰り返し行い常に100点満点で出荷する。
何故か?
何百万個の商品の中にたったひとつの不良品があったとしよう、そのたったひとつの不良品を手にしたお客様はなんと思うか?
がっかりする。
このように、お客様が悲しむことが簡単に想像できるから、そのたったひとつの不良品さえ出さないように一生懸命がんばった。
さて、最近の企業の不祥事はどうだろうか。
大企業の相次ぐ粉飾決算、マンションやホテルの耐震偽造、大手保険会社の保険金不払い、日本を代表する企業のリコール問題、食品会社の想像もしたくない内部実情、死者まで出しているにも関わらず最後まで責任逃れをするメーカー・・・
ここ数十年に起こったことではなく、ここ数年に起こったことである。
倫理や法をおかしてでも利益を追求していく。
目に見えない存在を意識もせず、
目に見えない存在に敬意を払うこともせず、
企業の淘汰はカルマですぐに判断できる時代。
会社という組織は人と人の集合体、一人ひとりがひとつひとつにこころを込めて欲しい。
企業という組織の責任にするのではなく、その企業に属している社員一人ひとりの良きカルマの積み重ねが企業、社会全体、国へのカルマまでひろがることを忘れずに。
「勝てば官軍」の時代は過ぎ去った。