ラインの通知が来た。
そこには、懐かしい名前が。

ようは、アカウントと生存の確認だった。

私が表舞台?から完全に居なくなって何年たつかな?音楽活動も止めてしまったし、行きつけの店にも顔出さなくなった。

仕事関係以外で最後に飲み行ったのがこの子だったな。この子って言っても当時結婚はしてた。

私は、プライベートな関係では一切病気の事は話してない。

5年も前だって!でもたった5年だ。こんな病気の事、全く知らなかった頃からたった5年で会社も辞めて歩けなくなって喋れなくなった。

しばらくやりとりしてたら、ちょっと前の自分を鮮明に思い出した。

私は、調子のいい、気前のいい、単なるスケベオヤジだったんだ。

最後に私は言った。またそのうち飲みに行こうよって。店まで指定されちゃった。

でもごめんなさい。そのうちなんてもう来ないんだ。本当は歩けないし喋れないんだ。

そのうちって日が本当に来ればいいな。