今朝、地下鉄降りてホームで人が少なくなるの待ってた。


あの娘が通り過ぎたら歩き出そうって決めた20代くらいの女の子。

私の前で立ち止まった。


『大丈夫ですか?』

そんな事言われるなんて思ってもみなかった私は、とにかく早く

通り過ぎてくれとしか思ってなかったので

『大丈夫』『行って』って吐き捨てるように言ってた。


人が少なくなったホームをよちよち歩きながら考えた。


あの娘はきっと、ホームの端の方から歩いてきながら

電車を降りた後ホームの柱につかまったまま、長い時間

全く動かない私をみてたんだろな。

勇気を振り絞って、こんなおっさんに声かけてくれたんだろな。


そこに思いが至った時、申し訳なさと自己嫌悪で叫びそうになった。

俺3年前までこんな奴じゃなかったんだよ。


ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。


今日はたまたまだからね、声かけた相手がへんこな奴だっただけだからね。

こりずに具合悪そうな人がいたらまた声かけてあげてね。

こんなおっさん早くしねばいいのにね。


でも、私はなかなかしねない。

なぜなら、憎まれっ子は世に憚るのだ。


という訳で本日も出勤してます。