今日で初めて杖を買ってから1年たった。
転ばぬ先の杖のつもりが今では無くてはならない物になってしまった。
その杖をまだ使ってられる状態であることを
進行が遅いと言うのか早いと言うのかはわからない。
この1年で大きく変わった事は、障害者手帳を持った事ぐらい。
もちろん、進行が進んでしまわないように
リハビリや自分で出来る事は調べまくって
やって来た。でもそんな風にやれてきたのは、
奥さんが支えてくれたからだ。
1人だったらなんにも出来なかっただろうし
しなかっただろう。
こんな病気になって初めてわかる、面倒な手続きや繰り返し出てくる理不尽な手続きも
私の前では嫌な顔、困った顔なんて一度も見せること無くやってくれる。
先を悲観する私に『なんとかなる!』って
特に考えもしないで言ってくれる。
本当は何を思ってるのか、何を考えてるのかなんて解らない解るはずがない。
でもこんな病気なんて大したことないって感じに振る舞ってくれる思いに応える為に
この杖を使い続けられるようにしないとね。
夜明けのブレス。