学校も夏休みに入り、夏休み中の子ども達のお昼ご飯に悩まれるご家庭も多いと思います。
私も料理が苦手なので今も昔も苦労してますが、あまり市販の惣菜とか使いたくなかったので、簡単なものでもなにかしら作っていたような気がします。
そんな時にありがたいのが学校給食ですが。
知り合いにお子さんが都内の公立中学校に通学している人がいます。
先月のことですが、その方がお子さんの通っている学校の給食についてSNSで投稿した内容に衝撃を受けました。
なんと、
ご飯、ワカメの味噌汁、牛乳、唐揚げ1個
だったというのです。
私は大変衝撃を受けました。
中学生の給食でこれ?野菜はどこ?
バランスめちゃくちゃじゃないですか。
どうやら昨年度の途中から給食費が無料となり、昨今のコメ不足からの高騰、材料費の値上げも関係しているみたいですが。
これでも給食費無料でありがたいとなるのですか。
こんな献立になるんだったら、給食費払いますよ。
それか夕飯の残りでも持たせたいと担任に手紙書きますよ。
作ってくださる方も心苦しいんじゃないんですか。
食育って大事ですよ。
確かに毎日ご飯作るの面倒ですけど、健康と直結するから軽視できません。
もちろん完璧は無理なのでたまには外食したり冷凍食品も利用します。
とはいえ、食育を通じて食の問題を実感するし、知れば知るほどほっとけません。
給食って学習の教材の役割があるって文科省でも一応言ってますよ。
この献立でなにを学習するんでしょう?
給食による食育でよくお手本となっているのは、長野県真田町(現上田市)の取り組みでしょう。
我が家には大塚先生が共著された『給食で死ぬ!!』という本があります。311の地震の後出版されたものです。今は電子書籍で読めるみたいです。
非行で荒れた中学校に赴任された大塚貢先生は、給食を米主体に切り替えて低農薬の野菜と魚中心の献立にしました。
その結果、生徒達の情緒も安定し非行も収まったということでした。
大事なことですが、こちらの学校は給食だけでなくて、校内に花をたくさん咲かせようと、花いっぱい運動も行なっています。
身体と精神の両面から健康にアプローチしたのです。
この取り組みは大塚先生が主体となっていたものですが、学校の栄養士さんや生徒のご家庭の理解と協力があってこそのことです。ただ現在はその家庭力が弱くなっている感じがします。
食が身体を作ります。特に親御さんは食育に関心を持って、現代日本の抱える食の問題を見てほしいです。