こんにちは☆お越しくださりありがとうございます。
今回は前回の続き。
北九州の医療刑務所。
そこに収監されている女性のなんと半分が摂食障害を抱えているそう。
どんな罪を犯してしまったかというと・・・、
万引き。
食材の万引きですね。
取材では、一人の女性収監者(40代)に密着していました。
収監者のお世話は刑務官が行うのですが、
その女性に対し、
「目標があるんでしょ?じゃあ頑張って」
というような声かけをしていました。
うーん・・・。
言ってはいけない言葉ですな。
何を頑張れっていうの?
刑務官には頑張って見えなかったのかな?
それとも頑張りが足りなく見えたのかな?
そんなこと言っても逆効果なのに、と思いつつ。
医療刑務所なので、医師による診察もあります。
「なぜ、そんなに太ることが嫌なのですか?」
「私はこれが一番いいと思っているからです。もう、私にはこれしかないから」
分かるかな~、この気持ち。
痩せることで、自分を保っているんだよ。
きっとただテレビを漠然と見ている視聴者の方には
なかなか伝わりにくいと思います。
その女性は、
診察中何度も何度も食事のカロリーの質問をしてきて、
答えても答えても、それでも同じ質問してきて。
「難しい患者さんです」
ご両親との面接で医師はそう話していた。
刑務所なので、いずれ出所の時が来ます。
高齢のご両親は娘さんが戻ってきた時の生活を心配していました。
これからどうしていいか、分からないと。
ご両親は娘さんと向き合うのが、もうしんどいのでしょう。
長い長い年月、振り回されてきたのでしょうから。
でも・・・。
なんだか見ていて気持ちがモヤモヤしました。
それでいいのかな・・・?って。
摂食障害も万引きも、ココロの状態が行動に現れているものだと思います。
ココロが治っていない状態で出所して、
その後周囲から適切な対応を受けられないとしたら・・・
再犯につながってしまうのではないのでしょうか。
摂食障害の別の面を見た気がしました。