こんにちは☆お越しくださりありがとうございます。

 

先週のことですが、

夕方のニュース番組で摂食障害を特集していました。

テレビって、編集しだいで見ている人に与える印象が変わるから、
どうかな~と思いながら見ていました。

率直な感想としては、
まあ、摂食障害の方が抱えている不安を
取り上げられていたかな、と思います。


最初に出てきた方は過食嘔吐をしていた女性。
今は克服して一児の母となっている方。

その方は


お母様から認められたい、褒められたい。

その思いが摂食障害につながったと回想していました。

アメリカへ留学することになり
お母様と離れて暮らすようになって自分を見つめ直し、
はじめてお母様に自分の寂しかった気持ちを打ち明けることができた。

そのことをきっかけにお母様との関係も改善し、
摂食障害を克服することができたそうです。

女性の寂しかった気持ちを聞いたとき、お母様は

「わかっていたけれど、どうすることもできなかった」
 

と泣きながら話してくれたそうです。

 


・・・。
 
自分もそうだったな。

娘にひどいこと言っていて、
自分でも分かっていたけれど、
止められなかった。

息子には優しくできるのに、

娘には同じようにできなかった。

 

そして、娘はそのことをよくわかっていた。

 

 

「ねぇ、わたしってすごい?」

「わたしってかわいい?」

 

拒食症になる前の中学1年生。

 

この言葉をよく言っていました。

 

そのときには

私も「すごいよ」「かわいいよ」と言っていたけれど、

 

娘は

 

「うそ」

 

と言って信じてくれなかった。

 

それから程なくして拒食症発症。

 

 

長いあいだ私は娘のココロを傷つけていた。

分かっていて、でも止められなかった。

後悔しました。

 

テレビを見ていた人にはどう映るのか分かりません。

 

ひどい母親だと思われた人もいるでしょう。

 

でも、私はこのお母様の気持ちが分かります。

 

お母様だけが悪いのでしょうか??

 

そんな単純なものではありません。

 

お母様は「分かっていた」のだから。

でも「止められなかった」のだから。

 

「止められなかった」なにかが、あるはずですよね。

 

 

特集では北九州の医療刑務所のことも取材していました。

 

こちらに関してはまた次回・・・。