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昨晩NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組を見ました。

そこでは介護施設の若い経営者が特集されていました。

 

そこの介護施設では認知症の方もいらっしゃるのですが、

多くの方が改善されるそうです。

 

その成果にお役所や研究機関の方も見学にいらっしゃるとか。

 

そこではどういう介護が行われているかというと、

ひとりひとりの人生に寄り添った介護。

 

お料理が得意だった女性なら、お料理をする、

植木職人だった男性なら、剪定をしてもらう。

ミシンが得意な女性だったら、縫ってもらう。

 

時間でプログラムが決まっている施設と異なり、

その方の「やりたい」気持ちを尊重して、

自由にやってもらい、職員はそれをサポートする。

 

「好きなこと」「得意なこと」をやっていく過程で

お年寄りたちは自分を取り戻していくように見えました。

 

またこちらの施設では、「お年寄りの居場所を作る」ことを

意識しているようでした。

 

家にいると、介護する人は、

常にお年寄りの行動に注意していなければならないし

お年寄りの行動が制限されることがあるでしょう。

(認知症だと普通刃物を使うなんて危ない!となりますよね)

 

それでも・・・

安心して好きなことができる「居場所」があるから、

それを温かく見守ってくれる職員の方がいるから、

 

お年寄りは一見危ないと思われることも挑戦できる。

そしてそれが認知症の改善・生活の自立に向かっていく。

 

ざっとでしたが、番組を見て感じたのは、

 

行為ではなくその行為に対する思いや感情にフォーカスすること、

その思いを否定せず、寄り添うこと。

 

なんか子育てに似ているなー、と思いました。