こんにちは☆いつもお越しくださりありがとうございます。
昨晩NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組を見ました。
そこでは介護施設の若い経営者が特集されていました。
そこの介護施設では認知症の方もいらっしゃるのですが、
多くの方が改善されるそうです。
その成果にお役所や研究機関の方も見学にいらっしゃるとか。
そこではどういう介護が行われているかというと、
ひとりひとりの人生に寄り添った介護。
お料理が得意だった女性なら、お料理をする、
植木職人だった男性なら、剪定をしてもらう。
ミシンが得意な女性だったら、縫ってもらう。
時間でプログラムが決まっている施設と異なり、
その方の「やりたい」気持ちを尊重して、
自由にやってもらい、職員はそれをサポートする。
「好きなこと」「得意なこと」をやっていく過程で
お年寄りたちは自分を取り戻していくように見えました。
またこちらの施設では、「お年寄りの居場所を作る」ことを
意識しているようでした。
家にいると、介護する人は、
常にお年寄りの行動に注意していなければならないし
お年寄りの行動が制限されることがあるでしょう。
(認知症だと普通刃物を使うなんて危ない!となりますよね)
それでも・・・
安心して好きなことができる「居場所」があるから、
それを温かく見守ってくれる職員の方がいるから、
お年寄りは一見危ないと思われることも挑戦できる。
そしてそれが認知症の改善・生活の自立に向かっていく。
ざっとでしたが、番組を見て感じたのは、
行為ではなくその行為に対する思いや感情にフォーカスすること、
その思いを否定せず、寄り添うこと。
なんか子育てに似ているなー、と思いました。