こんにちは☆いつもお越しくださりありがとうございます。
新学期が始まり、通常の生活に戻りました。
自分、毎日のお昼作り、お疲れ様でした(笑)。
ちょっと今日はスマホゲームの話。
ポケモンGO!を息子とやるようになって
他のスマホゲームもやってみたくなり(変なところで好奇心旺盛)、
推理ゲームからレビューが高いものをいくつか選んでやってみました。
その中でも、う~んと考えされられたものの一つが、
「アリスの精神裁判」
たかがスマホゲームと侮るなかれ、
中学生が抱えているいじめ問題、友達関係、家族問題、
さらには共依存を題材にしたゲーム、というか、もはや一つの小説。
内容をざっくりいうと、
中学校で女子生徒(白うさぎ)が学校で遺体で見つかり、
その中学校に通っている主人公のアリスと共に
その死の真相を解いていく、というものです。
アリスは記憶を失っており、謎解きをしていく過程で
徐々に記憶を取り戻していくのですが、
それはアリスにとって、思い出したくない、
認めたくない事実との対峙だったのです。
ネタバレになりますが、
白うさぎはアリスの幼少の頃からの友達で、
いわば共依存の関係にありました。
共依存。
人間関係そのものに依存するということですね。
家庭で育児放棄にあっていた白うさぎにとって
アリスは唯一心を許せる人でした。
一方アリスは、日頃優秀な姉と比べられて劣等感を持ち、
自分より不遇な環境にある白うさぎと仲良くなることで、
自分の存在意義を確認していたのです。
しかし、それは真の友達というより、
アリスが優越感を感じるために白うさぎと仲良くなった、
という言い方の方がふさわしいです。
自分の優越感を保つため、
先生から白うさぎの虐待の件を尋ねられたときも
「そんなこと知らない」と答えていたくらいですから。
そういう意味ではお互いなくてはならない存在だったのですが、
アリスの方で、白うさぎとは違う、快活なタイプの友達ができたのですね。
唯一の友達であるアリスを取られてしまう、と感じた白うさぎは
別の女子生徒に「自分をいじめてほしい」と頼むんです。
どういうことかわかりますか?
「自分がいじめられれば、アリスは自分を助けてくれる」
「また以前のように、自分のところに戻ってきてくれる」
そういう心情があったのです。
希望どおり白うさぎはいじめられ、アリスはかばってくれたのですが、
以前のような関係に戻ることはありませんでした。
結局、親だけでなくアリスにも見捨てられたと感じた白うさぎは
放課後アリスと待ち合わせをしていた部屋で
自らの命を絶ってしまうのです。
(そのショックでアリスは記憶喪失になるようです)
この話はもちろんフィクションなので
話が飛躍しているなー、と感じることもあるでしょう。
ただ、似たようなことはありえるかもしれないし、
中高生の子どもを持つ親としては、
かなり考えさせられる内容でした。