こんにちは☆いつもお越しくださりありがとうございます。
昨日、会社の同僚とゆっくりお話をする機会がありました。
その同僚は大学2年生の息子さんがいらっしゃるのですが、
その息子さんの同級生の話しを聞きました。
仮にAくんとします。
Aくんのお母様は教育に熱心です。
中学から私立の一貫校に通っていました。
Aくんには上に二人兄弟がいるのですが、
上の兄弟は二人とも有名私大のW大学へ入学しました。
Aくんのお母様は上の子どもたちはW大学へ行ったから
Aくんにはそれ以上の大学へ行ってほしい、と同僚へ話していたそうです。
は?
私はそこまで聞いて自分の耳を疑ってしまいました。
W大学より上の大学って、もう国立のT大とかK大くらいでは?
いや、Aくんが目的を持ってT大やK大を目指すというのなら分かります。
でも、話しを聞いてみると、どうもそうでもなさそうでした。
Aくんは、今2浪中だそうです。
同僚の息子さんが、以前Aくんを見かけたそうですが、
明らかに暗い顔をしていたそうです・・・。
Aくんは高校の頃、家出をしたこともあったそうです。
Aくんはご両親に
「学校へは行くけれど、探さないでくれ」
と言い残していったとか。
Aくんが家出をした翌日、同僚にAくんのお母さんから電話が。
Aくんが同僚の家に行っていないか、という確認の電話でした。
心配になった同僚が、「警察には届けたのか?」と聞いたら
「家庭の恥なので(届けていない)」との回答だったそうです。
それを聞いた同僚は大変驚いて、
Aさんのお母さんにいろいろと言ったらしいのですが、
「家庭の恥だから」を繰り返すお母さんに不信感を抱いてしまいました。
Aくんは二日後に家へ戻ったようですが。
親は、誰しも子どもに幸せになってもらいたいと思っているはずです。
でもその幸せが「いい学校へ行く」ことで果たされるかというと
それは違うと思います。
これだけ世の中が多様化した時代になっているのに、
大学出たからって必ずしも就職に有利というわけでもないのに、
そこまで「いい大学」に固執することはないのにな。
親が学生時代だった頃と今では
世界情勢も経済状況も異なります。
今日なんて、イギリスの国民投票においてEU離脱派が勝利しましたしね。
未来は不確かなものです。
大学へ行っとけば安泰、なんて絶対ないです。
私が大学卒業する頃は、バブル崩壊後の就職氷河期で、
大手企業は軒並み採用ゼロという状態でした。
いわゆる一般職は短大卒のみとか。
男子学生でも大変だったのに、
中途半端な大卒女子は、ホントに就職口が少なかったのです。
(高卒で就職したほうがまだよかった逆転現象の世代です)
大学へ入学してもイメージとは異なる学生生活に
方向性を見失う人もいるようです。
学歴信仰の影に埋もれて
その子のありのまま、その子のよさがが見えなくなってしまうのは、
残念でなりません。