こんにちは☆いつもお越しくださりありがとうございます。
今日は舞台を見に行きました。
村上龍原作の
「コインロッカーベイビーズ」
私が個人的に応援している人が出演しているので、
赤坂まで行ってまいりました^^
赤坂といえばTBS。私はあまり見ませんが…(^^;
原作は1980年に書かれたようですが、
今でも根強い人気があるようですね。
昨年「アメトーーク」の読書芸人で、
芥川賞作家 の又吉さんもオススメの一冊として紹介されていたそうな。
ものすごく簡単にいうと、
生後すぐ実母にコインロッカーに入れられた、
ハシとキクの成長の話ですね。
私も観劇前に原作を読もうかと思って、書店でパラパラ立ち読みしたのですが・・・
ダメでした。
ちょっと世界観が独特で自分には受け入れられない感じで。
内容も重くて、買ってまで読みたいと思える本ではありませんでした。
なので、原作をロクに読まずに舞台だけ観に行きました。
感想をいうと、
主人公が狂気に陥っていくので内容はやはり重いのですが、
ミュージカル仕立てになっているので、
その分表現がマイルドになっている気がしました。
小説だと、リアルに描写しますからね。
全体を通じて感じたことは、
子どもはやはり母親を追い求めるものなのだな、ということ。
それはもしかしたら、自分の存在意義を確認するために。
二人とも同じ養母に育てられましたが、ハシは母親の姿を追い求め東京へ。
キクはたまたまハシの計らいで実母に会えたのですが、
突然ということもあり、不可抗力で、銃で撃ち殺してしまいます。
そのときのキクの気持ちは知る由もありませんが、
母親の顔も知らず、愛情を感じることなく育ってしまったキクには、
いきなり母親が現れたのは受け入れ難いことだったのでしょう。
一方ハシは、女性と結婚してこどもを設けますが、
狂気の果てにお腹の赤ちゃん共々ナイフで刺してしまいます。
そのような追い詰められた精神状況でも、
ハシは母親の影を追い求めていたのかもしれません。
ハシは言います。
「ボク、誰かの役に立っているのかな」
「ボクは、誰かの役に立ちたいだけなんだ」
自らの存在意義を感じることができず、誰かに依存することで、
自分を保っていたのかもしれません。
子どもを持つ親としては、いろいろ考えさせられる内容でした。
※私は原作を読んでいないので、舞台の感想となります。
原作と違うところがあるかもしれませんが、予めご了承ください。
