12月初旬。
学校で三者面談が行われた。

先生の計らいで
他の生徒が終わったあとの
ちょっと遅い時間にしてもらった。

娘が学校に行かなくなってから初めての登校。

娘は制服を着るのを拒否したので
私服にコート羽織って学校へ向かった。

たまたまこの日は雨が降っていて
上手く傘で姿を隠すことができ、
しかも薄暗かったので、
あまり目立たずに教室へ行けた。

担任とも久しぶりに顔を合わせたけれど
先生は笑顔で優しく私たち親子を迎え入れてくれた。

先生は娘に
今のクラスの様子を伝えてくれた。

合唱コンクールで1位をとったとき
クラス皆で大喜びしたこと
(娘は歌だけ歌ったら順位を聞かず早退していた

そのときもらったトロフィーは
教室に飾ってあること

後期に入って皆落ち着いてきたこと・・・などなど。

そして先生は娘に現在の状況や
フリースクールの様子を尋ねた。

娘はそれに対して
しっかりと先生の目を見て
受け答えしていた。

実は前の日に
スクールの担任の先生が
学校へいらしたらしい。

なので学校の先生も
娘がスクールで勉強に打ち込んでいる様子を
聞いていたようだった。

先生は
娘がスクールで頑張っていることについて
褒めてくださった。

その上で、

クラスでも
娘が急に学校へ行かなくなってしまったことについて
心配している子がいるということを教えててくれた。

心配してくれる子に対しては
病気ということでお話してくださっているらしい。

いろいろ気を使ってもらっているな・・・。
申し訳ない。


そして
一緒に登校していた幼なじみの子について。

その子は娘が学校へ行けなくなってしまったことに

「○○ちゃんと自分とは性格が全然違うけれど
だからこそ『そんな考え方があるのか』と
毎日発見できて面白かった」

「今は一緒に行けなくてとても寂しい・・・」

と担任に話してくれたようだ。

娘はただ黙って聞いていた。
胸中はどう思っているのか分からないけれど・・・。


それともうひとつの問題。

定期テスト。

どうしますか、と先生に聞かれ、
とりあえず娘は受験することを決めたようだ。

ただクラスには入れないので
時間をずらして別室で行うことになった。

娘は娘なりに評価について気にしているんだなぁ・・・。

受けると決めただけでも価値がある。

なので成績は見ない(笑)!!

娘の決断に心から拍手を送った。