フリースクールを見学して
ここにお願いしよう!と思ったのだけれど
まだ大きな壁があった。

それは主人。

この頃主人は
ほぼ毎日

朝6時前に自宅を出て
夜11時過ぎ位に帰ってくるという
生活を送っていた。

なので
気持ちに全く余裕がなく

娘の拒食症や登校しぶりに対して
まともに取り合ってくれなかった。
(おまけに酒癖もひどい・・・(;´Д`))

前にも書いたことあるけれど
娘が学校行くのがイヤだと言っていると話すと、

「あと1年だからガマンして行かせろ!!」
「オレだってガマンして行ってる!!」

娘が食事を食べないことに関しても

「もっと食べさせたほうがいいんじゃないか?!」

・・・話にならない。

そんな感じなので
娘が拒食症になってから
ほぼ私一人で奮闘していたのだが

お金の問題だけは
私一人ではどうにもならなかった。


おずおずと話を切り出す。

「学校の代わりにフリースクール行かせたいんだけれど・・・」

主人はお金の問題にうるさい。

お金がかかると思うと
すぐ表情が険しくなる。

「いくらするんだよ!!」
「俺は払わないからな!!」

は?
まだ詳しい話もしていないんですけれど。

フリースクールの内容もよく聞かず
それどころか娘の現状も把握しようとせず

ただ自分のその時の感情だけをぶつけてくる。

何言ってんの、この人。
自分の娘が大変な時に
なんでそんなこと言えるの。

なにかが頭の中でプチっと切れた。


それから主人と激しい喧嘩が始まった。

そりゃ主人が大変なことも分かるよ?

仕事場での人間関係がうまくいかず
上司に毎日罵倒され(本人曰く)

家での睡眠時間がほとんどとれない中で
毎日片道2時間通勤を続けていた。
(正直職場の近くで泊まってきてほしかった・・・(´・ω・`))

でも
それと娘の問題って別じゃないの??


私はひとつの不安に襲われていた。

それは

娘が思いつめて最悪な事態になるんじゃないかってこと。


いくら
お金がかかるって言われたって

最悪な事態になったら何の意味もないじゃないか。

ただ私は娘を助けたかった。
それだけだったのに・・・。


激しい言い合いの末

なんとか主人に
娘がフリースクールに行かせることに
納得してもらった。

ただその激しい喧嘩の様子を
そばで見ていた息子は
泣き出してしまった。


あー、やってしまった。
激しい自己嫌悪・・・。

自分はやっぱりダメな母親だ。

娘が拒食症になったのも学校がうまくいかないのも
やっぱり自分のせいじゃないか?


お風呂の中で一人泣いていた。

泣きながら
私は娘の気持ちが真の意味で分かったような気がした。

「何言ったってムダ」
「何言ったって否定される」

「なら、自分の気持ちは言わないでおこう。」
「そうやって自分を守ろう。」

そうか、そういうことだったんだ。

その気づきは
私の中で確実に何かを掴んだように思えた。