骨折したのは娘ではなく私です

5月の連休中
娘とまた食事量のことで
大ゲンカしてしまったときのこと。

その日は
あまりに事態が進展しないことに
イライラしてしまっていた。

相変わらず部屋に引き込もって
一人ぽつんと
テレビを見ていた娘。

そんな娘のところに突如押し入り
拒食症にかかった人には
最も言ってはいけない言葉を
言ってしまった。

「もっとご飯食べなさい!」

・・・分かってる。分かってた。

だから
どんなに食事制限しても
主人や息子から指摘されても
娘の食事のことに関しては
黙認を貫いていた。

しかしあの時は
もう精神的にいっぱいいっぱいだった。

娘は私の放った言葉に対し

「私なりに食べてるから!!!」

と激しく反抗した。

それからしばし
親子で取っ組み合いになり、
娘が部屋から出ていこうとしたとき
何かの拍子で部屋にあった
エレクトーンの椅子が
ちょうど私の左足の上に倒れてきたのだ。

エレクトーンの椅子って
ご存知の方もいるかと思いますが
結構大きくて重いんですよ。

みるみる私の左足小指は紫色に変色し
さすがにヤバイと思った。

ところが時はGW中

必死に休日診療をやっているところを探していると
ふと息子の幼稚園時代の
同級生のお父様が経営しているクリニックが
休日関係なくやっていることを思い出した。

もう迷うことなく主人に車で送ってもらった。

同級生のお父様はいなかったが
副院長に診てもらい
左足小指が骨折しているとの診断を受けた。

まさに踏んだり蹴ったり(T_T)

なんで私ばかりこんな辛い目に合わなければならないのだろう・・・?

痛み止めか何かの点滴を受けていたとき
なんだか悲しくて情けなくて
仕切られたベッドの上で泣いていた。