こころの学びを進めていったときに、
「母親とのギクシャク感を解消しよう」
と思って、いろいろ話したときがあったんですね。
言いたくても言えなかったこととか、
子供の時にこう思ってたとか、
恨みつらみじゃなくて、ただただ、「私はあの時に、こう思ってたんだよね」
ということだけ。
そしたら、母親も、「私はあの時に、こう思ってたんだよね」話を
してくれました。
で、なんかの話のキッカケで、
「ああ…ああ…分かった!」って、母親がボロボロ泣き始めたんです。
「私、あんたに…娘なんかに負けたくないって思ってたんだ…」
私は子供のころ、好奇心旺盛で、「”なぜなに”ちゃん」だったんですよ。
「これなーに?」って、興味を持ったもの、片っ端から母に聞いてて。
母は、「子供に聞かれて、”分からない”なんて言えなかった。」
って思ってたそうで、「”分からない”=娘に負けた」
という感覚だったみたい。
私はそれを聞いて、
母親なんかに「絶対かなうわけないじゃん!」って思ったんですよね。
ただ、その話をした後日。
ふと、ワーホリで海外生活のことを思い出して思ったのは、
留学に行けなかった、「母親の願いを叶えたい」という思いと、
母親ができなかったことをやったった!という「若干の優越感」
があったんですよね。
気づかなかったけど、
あのとき、私は”勝った”って思ってたんだろうな…。
けど、何とも言えない気分だったんです。
「勝てた!っていう優越感」の一時の後、
後に残るのは、後悔、罪悪感、嫌な気分だけ、
なんですよね。
これって、自分の親に対してもやりがちだし、
仕事先のひとたち、友達、恋愛相手
に対して「勝負を挑む」っていうことはありえるんですよね。
しかも、完全なる『一人相撲』を。

私も、以前は、「男性に負けたくない」ってなぜか思ってたんですよね。
「惚れたら負け」とかね(笑)
「好き嫌い」に「勝ち負け」なんて関係ないのに(笑)
友だちに対しては、やっぱり母親と同じく、
「知らないことがある=負け」と思ってたし、
今だから言えるけど、「私の中のランキング」とかありましたね(苦笑)
私より、どれだけその人が勝ってるか?負けてるか?みたいな。
仕事仲間には、声には出さないけど、張り合ってました。
「あなたより、こんなことができるんだ!」
で、認められないと、「私を分かってくれない、周りが悪いんだ」って。
これ、ほんとに完全なる『一人相撲』です。
勝手に敵視して、勝手に一人勝とうとしている気になって、
時には、「土俵に上がってこいよー!」って相手を挑発したりして。
こういうことをしている人って、元々「弱い人」なんです。
みせられない弱いところがたくさんあるって思ってる。
見た目とは逆で自信がない人も多いです。
弱さを見せないために、強く見せようととりつくろうし、
相手を威嚇するし、こちらが攻撃されないように先に攻撃するし、
という感じですね。
「惚れたら負け」で言ったら、
惚れてしまったら、それは弱みだって思っていて、
それを認めてしまったら、断然弱い人間になってしまう気がするんですよね。
だから、「惚れるもんか!好きだって認めてやらんぞ!」
って言い聞かせたり、意地をはったり(笑)
けど、そんなことを言い聞かせている時点で、
本心ではもう、「惚れてるし、好き」なんですけどね(笑)
で、素直にその気持ちを表せないもんだから、不自然な対応して、
「なんだこの人?」って相手に思われて、
離れていって、思いだけはつのる…みたいなね。
勝手に恋愛という土俵に上がって、
向こうはその土俵にすら気づいてないのに、
一人で”恋愛”という名の相撲を取って(相手いないけど)、
勝手に投げ飛ばされたり、突き飛ばされたりして(相手いないけど)、
何度も土俵に上がって、身体も傷ついて、体力消耗して(相手いないけど)…
まあ、疲れますよね。
周りでみている人たちも、「なーにやってるんだろうね~?」
なんて不思議な顔をしてたりして。
「相手をコントロールしよう」とか、
「相手とのやりとりをしていないのに、
頭の中で”相手はこう思ってくれるだろうか?”」とか、
相手不在で、自分が何とかしようとしている時。
そんなときは、大体『一人相撲』をしている時が多いな~
って振り返ってみて気づいたところです。
そろそろその『一人相撲』の土俵から降りてみませんか?
二人でするなら…戦うような相撲じゃなくて、
一緒に舞い踊れる、楽しいダンスがいいよね♪
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