辛い出来事を乗り越えられない人へ | 恋愛下手・重いと言われ自信を無くした女子が愛されて幸せな恋愛をする方法

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恋愛カウンセリング。過去の失恋で傷つき、次の恋への不安を抱えていませんか?自分の感情をコントロールし、自信をもって婚活・恋活・復縁を目指す方法をお伝えしています。アラサー、アラフォーの方のご相談も多くオススメです。恋愛依存克服、パートナーシップ

まずは、無理に乗り越えようとしなくていいんですよ。


友だちに同じことをしゃべりまくって、

「いつも同じこと。何にも変わってないじゃん」

って言われようが。


人から聞いたこと、本で仕入れた情報、

自分なりにやってみるけど、全然効果がなくて、

けどやらなきゃやってられなくて。


時には、男性との辛いことを、

好きでもなんでもない、また違う男性で

無理やり上書きしようってもがいて、さらに傷ついたり。


「どうにかしなきゃ!」って焦るけれど、

全然身体とか心が動かなくて、めんどくさくなって、

どうにもできない自分をまた責めたり。



それもまた、乗り越えようとしている大事な過程だから。




今回はコチラの映画をご紹介します。

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セリア・コスタス

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あらすじ

911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)
を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。

ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない
1本の鍵を見つける。

その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれない
と考えたオスカーは、この広いニューヨークで
鍵の謎を解くため旅に出る。

Yahoo!映画より




これを観るのは2回目でしたけど、

カウンセラーになってからの見方が入ると、また違う感じ方でした。


喪失感を体験した人で、まだ乗り越えてない気がする。

辛い出来事を乗り越えられてない気がする。


そんな方は、この映画を観ると、

喪失感や辛い出来事を乗り越える…というか、受け入れるかな。

その工程を客観的に見れるかもしれません。


9.11テロのことなので、

その件でトラウマがある方は、あまりお勧めしません。

やっぱり、起こった出来事は本当につらいこと、ですからね。


気になった方は、ご覧になったうえで、

下の方を読んでいただけるといいかなと思います^^











起こった出来事を受け入れる工程っていうので書いてしまうと…

1、起こった出来事からの現実逃避(防衛・否定)

→映画で言うと、「鍵の謎を解くための旅」だったり、
 母親の優しいウソだったり。
 
2、現実を直視し始める(恐れ・怖さ)

→映画で言うと、「鍵に合う鍵穴なんてないんじゃないか?」
 ”父親の死”について考えたり、母親とぶつかったり、
 留守番メッセージを聞く、ということ。


3、逃避と直視の繰り返し(焦り)

→映画で言うと、上の二つの繰り返しですね。


4、言えなかったことを言葉にすることで、
  受け入れる準備ができるようになる
  (恐れを乗り越えて、安心)


→映画で言うと、鍵の秘密が分かった時、
 少年が打ち明けたこと。(もう大号泣でした><)


5、起こった出来事の受け入れ、心の傷の癒し
  (現実が動きだす)


→映画で言うと、鍵の秘密が分かった後、
 母親と話しながら、旅について、父親について、
 出会った人たちについて、話している場面。





大体この順番で、心の傷の癒しというものが行われている、

と思うんです。


だから、「彼から振られた」という辛い事実があったとして。

それをいきなり、「感謝しましょう」だとか、「許しましょう」

なんて本で書いてあった知識をやろうとしても、

心が「感謝なんてできないし、許せない!」

ってなるのも当然です。


関係はどうあれ、今までそばにいた人がいなくなっちゃうんだもの。

そんなことしたら、心にぽっかり穴が開くし、

”いつものこと”が感じられないわけだから、

それを無くすまいと執着するだろうし、

無くしてしまったら、心に大ダメージを受けるって分かってるから、

自分の心を殺してまでなんとかしたいって思うのは、

当たり前のことなんですよ。


そんな心の声を無視して、なんとか無理やり乗り越えようとすると、

未練が残ったり、思いが残ったり、傷がついたままになって、

ずーっと引きずってたりするわけです。



振られたのに、

「いや、振られてない!私がなんとかがんばれば!」とか、

「私が悪かったんだ…じゃあ私が我慢すれば!」とか、

「私は被害者なの!」とか、

現実逃避をして、心の傷を深くしないように、心を防衛して、

自分を否定して…


いっぱいしましょう。いまはその時なんです。



それから、少し辛いけど、現実が分かってきて、

「振られた…というか、二人が合わなかったってだけなんだ…」

「ああ、私無理してたんだ…そりゃ相手も息詰まるよね」

「都合のいい女って!認めたくないけど!!!…うん、そうだったわ…」


なんて、そんなこと認めたくないから、

また現実逃避をして、逃げて、現実を見て、絶望して、

やっぱりそんなの心が痛すぎるから認められなくて…


いっぱいしましょう。いまはその時なんです。



けど、そんな辛いことから、もうどうにか抜け出したい!

いろんな本を読んでみる。

いろんな人に相談して、アドバイスをもらう。

けど、やってみてもいまいちだし、やってみる気力もない。


けどけど、もう!どうしたらいいんだ!!!

ってものすごく焦って、どうにもならなくて!!!!

もーーーーーーー自分にイライラするーーーーー!!!!!!!!


いっぱいしましょう。いまはその時なんです。



で、ここでカウンセリングが生きてきます。

今まで言えなかったこと、

言いたかったけど我慢してたこと、

言ったら嫌われるだろうと思って諦めていたこと、

自分の気持ち、その時の状況、

誰にも言えない、

言っても誰も分かってくれない…


そんな思いを、言葉にすることで、

肩の荷が下りて、すっきりして、

その出来事を受け入れる準備が整ってくるんですね。


それくらい、一人でやろうとするには、

しんどいことなんですよ。

だから、一人で、自分だけで抱え込まなくていい、

悩まなくていい、ってことです。



カウンセリングの時に受け入れられるときもあれば、

後日カウンセリングで話したことを反芻しながら、

いきなり「すっ」って受け入れられるときもあります。

(私は後者タイプ)


「そうか…そういうことだったのか…」

って、自分が納得いくまで、その話をしましょう。


友だちは、もしかしたら同じ話ばかりで

うんざりされるかもしれないけど、

カウンセラーはいつだって同じ話を聞きますよ。

同じ話をするということは、

それがその人にとって一番重要なんだから。


同じ話を、いろんな角度からお話ししてもらうこともありますし、

同じ話でも、実は毎回ちょっとずつ違ってたりして^^


私は話を聞いているだけなのだけど、

辛い出来事、喪失感を乗り越えられたとき、

受け入れられたときの、人の自己治癒力…

本当に奇跡としか言いようがないので、

毎回感動しきりです。


あなたって、自分が思ってるよりも数倍素晴らしいのよ!


周りも気づいてるんだけどね。

本人は気づかないのw



というわけで、お盆休みのお暇なときは、

たまには映画なんていかがでしょうか~?^^