Q:病気の人が、カウンセリング受けるんでしょ?
俺病気じゃないもん。必要ないよ。
A:病気になってからカウンセリングじゃ遅いんですよ~。
10月ですね。寒い日と、まだまだ暑い日が続きますねぇ。
こう寒暖の差が激しいと、身体を壊しやすいので、
気を付けていきましょ~。
さてさて。
先日冒頭のようなやりとりがあったんです。
胃が痛いって言ってて、病院へ行ったら、ストレス性の胃炎だったと。
医者からカウンセリングを薦められたそうです。
「病気じゃないからカウンセリングはいらないでしょ?」
その答えは、A:の通りです。
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お薬は対処療法に近いです。
症状が出る→薬を飲む→症状が改善する→治る
風邪の場合だと、
薬を飲めば、熱も下がるし、鼻水も出なくなるし、のども痛くなくなる。
けれど、年中風邪をひいているとしたら、辛いですよね。
症状はつらいし、薬代だってかかっちゃう。
だったら風邪をひかないためには、
生活環境を改善して、よく寝たり、身体を休めたり、
食生活の改善をして、バランスよく栄養をとったり、
うがい手洗いをしたり、風邪をひいてる人のそばによるのを避ける、
だったり、日々の積み重ねが大事だったりします。
お薬を飲むと、症状は改善するかもしれませんが、
風邪になる原因や要因はなくなっていないんですよね。
カウンセリングでは、「原因や要因」へのアプローチをしていきます。
でないと、何度も何度も、同じような状況が今後も続きますからね。
カウンセリングは医療行為ではないんですね。
カウンセラーは医者ではない。
だから診断・診察・投薬はできません。
そういうのができるのは、医者だけですよ~って、医師法で定められてます。
風邪のお薬を出したり、胃炎のお薬を出す(投薬)はお医者さん。
その生活改善方法を考えたり、ストレスの元を一緒に解消していくのが、
カウンセラーです。
ストレスで胃を痛める前に、ストレスを軽減したり解消する。
うつで辛くなる前に、考え方や価値観を変えてみて、回避する。
別れを迎える前に、別れを回避するための対策を考えてみる。
そういった、予防の部分で一番効果が発揮されます。
とはいえ、何か起こらないと、問題や悩みに発展しないと、
それほどまでにストレス溜めてたのか、とか、
辛かったんだ、とか、相手のこと好きだったんだな、とか、
分かってなかったりするんですよねσ(^_^;)
もしかしたら、
「私は恋愛依存症で、彼は回避依存症って、診断してくれないの?」
ってお思いの方もいるかもしれせんが、
上の理由で、診断ということ自体していません。
そもそも恋愛依存、回避依存、共依存も、
病気ではありませんからね~。
カウンセリングの目的は、「病気の名前を付けるためにする」のではなく、
「相談者にとってよりよい人生を送るためには?」
なので、どんな病気であっても、性格でも、どんな状況でも、
カウンセリングを受けるにあたってあまり関係なかったりします。
ただ、病気真っ只中にいると、なかなか難しいです。
もうすでに闘病で大変な中、
また別にカウンセリングをするのはもっと大変でしょうから。
胃がキリキリ痛むのに話をしなきゃいけないとなると、
トイレにも行きたくなるだろうし、集中してお話しできないでしょう。
風邪でぼーっとしてるのに、話すより寝てくださいって感じだし。
カウンセリングは、むしろ何でもない時に受けてみてください。
日々の心の整理。自分と向き合う時間。
心のエステ、とか、心の美容室、みたいな感じですね。
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開設したカウンセリングルームは、
「人生の止まり木」になれるような場所を目指しています。
もうずーっとがんばってはばたいてきているなら、疲れているでしょう。
そのがんばりは、仕事だったり、恋愛だったり、人との関係だったり…
がんばってどうにかしようとして、どうにもならなくて、
でも飛び続けなきゃいけないなんて、そりゃしんどいでしょう。
人生の何万分の1時間だけでも、止まり木に止まって少し休んでみませんか?
そんなことを考えていたら、
ルームの中に鳥がとまってるデザインの飾りが増えましたw