秋本番!ってかんじですねぇ~♪
仕事のあとは相変わらず簿記の勉強(もう、わけわっかんない!!!)で、
ブログのテーマを深く考えて綴る暇もなく><
勤め先の会社が決算を迎えると、いろいろやることが増えるので、
いつの間にか年末年始へまっしぐら~な感覚です。
さて。とはいいつつも、それだけしてるわけじゃないのでw
先日は季節外れの花火大会へ行ったり、
自分の夢に向けて動いていたり、
気分転換に映画とか、海外ドラマとか、新作アニメとか観てたり。
ということで、今日のタイトルの映画観ました。
結構名作なのに、まだ観てなかった!!!!!
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
あらすじ>
大学の数学教授ランボー(ステラン・スカルスガルド)は学生たちに数学の難問を出す。
それを簡単に解いたものが現れた。
その人物は学生ではなく同大学に勤務するただのアルバイト清掃員
ウィル(マット・デイモン)であった。
ウィルはケンカをしては鑑別所入りを繰り返す素行の悪い青年だった。
ランボーはウィルを更生させるため様々な心理学者(セラピスト)に
ウィルを診てもらうが、皆ウィルにいいようにあしらわれサジを投げ出す始末。
最後の手段として、ランボーは学生時代の友人でコミュニティカレッジで
心理学を教えているショーン(ロビン・ウィリアムス)を紹介する。
ウィルは最初はショーンをからかっていたものの、
ショーンも自分と同じように心に深い傷を負っていることを知り次第に打ち解けていく。
Wikiさんより。
ただの青年の成長記録だとおもってたのですが、
この青年ウィルが回避依存傾向にあったので、心理学者とのカウンセリングは
とても勉強になりました。
映画自体のテーマはまったく↑ではないですw
ただ単に、私がそういう視点で観ました。っていうだけで。
主演が当時無名俳優だったマット・デイモン。
ウィルの友達チャッキー役にベン・アフレック。
この二人でこの映画の脚本を書いたようです。(二人とも若い!)
心理学者のショーンにロビン・ウィリアムス。
ロビン・ウィリアムスいいよ~大好きです。
やさしい雰囲気をかもしだしてるけど、一筋縄ではいかない。
そんな役も多いですよね。この方の出てる映画は、一通りチェックしてます。
以下考察。ネタバレなので、前知識なしで楽しみたい方は、ご注意。
カウンセリングを受けさせたときに、
ウィルはおちゃらけたりしてまじめに受けようとせず、
心理学者たちはお手上げ。
ウィルは、心理学者たちをわざと怒らせるようなことをいうんです。
著作を読んで矛盾点を突いたり、ウィークポイントをせめる。
(天才なので、本の内容も全部覚えてしまってるんですよね。)
おちゃらけて、あきらめさせる。
ショーンは、そういうことばかりして自分の考えや思い、
今までの体験を言わなくてすむように、自分の話を避けている、
ということに気づきます。
自分と向き合いたくない、自分の感情を見たくない、
自分の考えなんて知られたくない。そんな感じで。
真剣に本音で向き合うことから”回避する”。
今おかれている状況、問題、人間関係、自分の気持ち、などなど。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
彼女との関係も、最初はうまくいっていたんです。
彼女が新しい地で新しい勉強をするから、一緒についてきてもらえないか?
とお願いするのだけど、ウィルはそれを断り、別れてしまう。
本当は愛しているのに…。「愛してなんかいない…」と反対のことを言って。
新しい環境で愛し続けてもらえる保証がないから。
新しい地へ行くのが怖いから。
これ以上自分が傷つく前に彼女との関係を終わらせてしまおう。
新しいところへ行ったら、自分が傷つくかもしれない。だったらこのままでいい。
という”回避”ですね。
このまとめだと、単なる普段の彼氏彼女の事情で軽い感じですけどw
そんな感じではないので、映画観てください><
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
時間とカウンセリングが進み、
ウィルは自分の生い立ちについて語り始めます。
幼児期に父親からひどい虐待を受けていて、それが心の傷、トラウマになっていたよう。
「ペンチとベルト、どちらで殴られるのがいいかって聞くんだ。
俺はペンチを選んだ。」
そのあとショーンは、ウィルに言うんです。
ショーン「お前は悪くない。」
ウィル「分かってる。」
ショーン「お前は悪くない。」
ウィル「だから、分かってるって。」
ショーン「お前は悪くない。」
ウィル「いや、だから…」(とまどい)
ショーン「お前は悪くない。」
ウィル「うん、分かってる。」(イライラ)
ショーン「お前は悪くない。」
ウィル「だから、分かってるってば!!!!」(怒り)
ショーン「お前は悪くない。」
ウィル「分かっ…」(涙)
ショーン「お前は悪くない。お前は悪くないんだよ…。」
ウィル「うわーーーーー。」(大号泣)
前回の記事で、
「回避依存傾向にある人は、親への罪悪感が強い」って書きました。
自分が悪い子どもであるがために殴られている。
だからより自分を罰することができる、ペンチを選んでいる。
けれど、「虐待をされていたのはウィルが悪いからじゃないんだよ」、
とショーンは心に訴えているんですね。
そして最後、ウィルは「自分は悪くない」と認めてくれたことで、
自分でも認められたことで、親への罪悪感から開放されたと。
この演技、ほんとにすごいんです!マット・デイモン…さすがやわぁ。
あ、いきなり回避依存症傾向の人に、これをいっても効果はないですよ~。
ショーンとウィルは、お互いを信頼しているから、心を開けたんです。
そして、うわべの言葉ではなく、心の奥に言葉が届いたわけで。
最初に頼んだ心理学者たちのように、
よほどの信頼関係を築けない限り、本心なんてみせませんから。
それが弱さであるので、隠し通そうとするのに躍起ですから。
しかもそれが、そばにいればいる相手ほど。
「ねぇ、教えてよ!」と聞きだしたい気持ちがあるうちは、
相手は心を開いてない状態。
心が開いていたら、自然と話してくれます。劇中のウィルのように。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
他にもいいシーンたくさんあります!
ウィルだけじゃなく、他の登場人物も成長するんです。
もちろんショーンもだし、
学生時代なんやら一悶着あった、ランボー教授とショーンもそうだし、
親友チャッキーとウィル、ウィルと彼女。
どこかが成長すると、周りも成長する。
自分が変われば、相手も変わる。周りも変わる。
「何で自分が変わんなきゃいけないのー!」って人にも、
おすすめの映画です。
目指すはショーンみたいなカウンセラー!
辛抱強く相手を信頼して待つ。
サジを投げた心理学者のように、自分から最初で投げ出さない。
(自分でできないならば、せめて自分より上級の人を紹介するとか)
話をただ聞くだけじゃなくて、クライアント自身が問題を解決できるように、
時には相手につらいことかもしれないけど、投げかけてみる。
次はカウンセリング来ないかもしれないけど、
それは相手に響く伝え方をしてなかったからだけのこと。
まだ信頼されてなかっただけのこと。時期を誤っただけのこと。
人の接し方としてもそうだけど、
外見や肩書きに惑わされずに、その人自身に興味を持つこと。
って、言い聞かせてみました。
ネタバレ部分、非常に分かりにくいと思うので…ぜひ映画観てみてください♪w