ごきげんよう
元スピリチュアルカウンセラーのBBAよ。
今日は、
自分で決めた生き方通りにいきてるはずなのに
なぜかずっと苦しい
みたいな方向けのおはなしよ。
たとえばだけど
身勝手な親を反面教師にしたり
誰かの姿を見て
「こうはなりたくない」と思って、
人生の方向性選んでる方
いらっしゃらない?
わたしもその一人よ

よく言えば自由人、
悪く言えば無責任な父を見て、
「私は絶対こうはならない。
真面目に生きて、家族を大切にする。
ちゃんと働いて、
誰にも迷惑をかけない生き方をする。」
そんなふうに決めて生きてきたわ。
真面目に働き続け、
家族ができ、子どもも生まれてね。
幸運なことよね。
でもね
願っていたはずの形を手に入れて
自分が決めたはずの生き方通りに生きてきたのに
なぜか胸の奥では
ずっと苦しさが消えなかったの
仕事が辛い、辞めたい。
でも家族に迷惑はかからない?
経済的に大丈夫?
好きなことをしたい。
でも、好きって何?
そんなに好きなの?
それで食べていけるの?
そんな気持ちが幾度となくよぎっては消えて
幸せなはずの、
自分が決めた生き方が
ずっと、ずっと苦しかったの。
…そして気づいたの。
わたしの決めた「生き方の軸」は
自分の心の声ではなくて
親の真逆へ走るための選択にすぎなかったんだと。
わたし自身の意思じゃなかったのよ。
でも、世の中は
多くがこうなんじゃないかしら。
責任感が強い人ほど、
まっすぐ180度反対側を選んでしまう。
もちろん
「こうなりたくない」
は大切な意思であり、価値観。
でも
その真逆が、必ずしも
こうなりたい
わけではないのよね。
180度反対側でなくてもよかったかもしれない。
30度ずれたところでも。
もっと曖昧なカーブでも。
近いところでゆずれない数度だけ
ずらすのでもよいのかもしれない。
わたしも
今ならわかるのよ。
私のことで言えば
許せないと思っていた父だけれど、
小さかった頃のわたしは、
父が世界を旅した話を聞くのが
とても好きだったのよね。
全く違う文化や価値観のはなし
父がバックパック先で超貧乏で
キャベツ齧りながら露店でブローチを作って
売っていた話。
とてもワクワクしたものよ。
でもね
家族が壊れてからは、
そのワクワクなんて跡形もなくなって
ただ無責任に
海外を放浪していたオッサンの話
に、なりさがってしまったのよ。
お金が自由になってからも
海外旅行に行きたいとなんて思わなかったわ。
「貯金しよう」
「旅行いくなら国内で十分」
いろんな文化や価値観に触れたいと思った
ミステリーハンターになりたかった
幼き頃の私の気持ちは綺麗さっぱりわすれて
BBAになるまで思い出さなかったわよ
でも、心に強烈に刻まれた
傷や恐怖や
そこからくる決意というのは、
人の価値観を根こそぎ覆してしまうほど強いのよ、きっと。
だから
もしあなたが
自分で選択して、決意して
自分の足で歩んできた
それなのに
苦しくてたまらないなら、
どうか一度立ち止まってみて。
それは本当に、
あなたの声 から始まった選択だった?
それとも、
誰かの影の180度向こう側に
行こうとしていただけだった?
あなたが大切にしてきた
ポリシーも決意も
頭の中にいったん置いておいて
いまのあなたがふっと軽くなるものは何?
幼い頃のあなたが大好きだったものは何?
に、思いを巡らせてみて。
そこに、
本当のあなたに
戻る扉があるかもしれないわ
今日はここまでよ
スピリチュアルBBAでした
