明治時代のラノベとも言える夏目漱石の「坊っちゃん」は、わたしが読書沼に落ちたきっかけの大切な小説。教科書にも載っているので、最初の方だけ少でも読んだことが多いのではないでしょうか。
坊っちゃんは今まで幾度となく映像化されており、2016年には嵐の二宮和也さん主演でドラマが放映されました。
また、坊っちゃんに出てくる悪役(坊っちゃんの敵)に赤シャツという男がいるのですが、その赤シャツを主人公にした舞台『赤シャツ』(そのまんまやん!)というのがあり、ジャニーズWESTの桐山照史さんが主演を務めており、赤シャツの弟役でSexyZoneの松島聡くんも出演してます。
・あらすじ
親譲りの無鉄砲な坊っちゃんは、小さい時から無茶なことをしては痛い目をみたりしている。そんな坊ちゃんが成長し、四国で教師として教鞭をとることに。周りには個性あふれる人がたくさんおり、もちろん腹立つ奴らがいるが持ち前の無鉄砲さと正義感で何とか教師として過ごすが。。。
・感想
坊っちゃんに出てくる人たちでちゃんと名前で呼ばれるのは清くらいで、四国で出会う人々は坊っちゃんが勝手につけたあだ名で出てきます。
赤シャツ、野だいこ、うらなりなどもうそれ悪口やん!みたいな笑。まともなあだ名はマドンナだけという笑。特に赤シャツや野だいこに対しては、心の中でもはやボロクソです。
子どもの時から色々と無茶なことや周りが驚くようなことをしており、それは大人になっても教師になっても変わることはありません。ただ、坊っちゃんは正義感も強いので周りの曲がった人たちにも毅然とした態度でいるところに清々しさを感じます。
個人的には赤シャツを懲らしめるために坊っちゃんが卵をぶつけるシーンでめちゃくちゃ笑いました。ていうか赤シャツって坊っちゃんからしたら上司なんですけど、さすが坊っちゃんというべきか、容赦ない笑。
昔の文学って難しそう、、、というイメージがあるかもしれませんが坊っちゃんは読みやすいと思います。声出して笑えるシーンもたくさんあります。
・坊っちゃんゆかりの地『道後温泉』
坊っちゃんが赴任してきた場所ですが、夏目漱石が愛媛県松山市で実際教師をしていたこともあり、松山市ではいろんなところで坊っちゃんに関連するものが見られます。その中でも特に有名なのが道後温泉で、実際に坊っちゃんが道後温泉本館に来ていると思われるシーンが描かれています。夏目漱石自身も何度も足を運んでいることもあり、道後温泉本館は『坊っちゃん湯』とも言われています。
また、道後温泉本館の2階には休憩スペースがありそこでは坊っちゃん団子なるものをいただけます。ちなみにこの坊っちゃん団子、普通にお土産として松山市のいたるところで売ってます。
また、2階には休憩スペースの他にも、夏目漱石に関する資料なども拝見できます。
坊っちゃんは青空文庫でも読めますのでぜひ!
もちろん名作ですのでいろんな出版社からも出ています。
