実際にあった津山事件という事件をモデルにして描かれた八つ墓村もまた、おどろおどろしいミステリー小説となっております。


津山事件詳細はwikiにあります。


こちらも犬神家の一族同様、2004年のテレビドラマ版で元SMAPの稲垣吾郎さんが金田一耕助役をしています。また、2019年には当時関西ジャニーズjrで、現在はジャニーズ所属俳優として活躍している室龍太くんが舞台で寺田辰弥役で出演していました。


・あらすじ

 岡山県某所には、こんな昔話がある。

 戦国時代、8人の落武者が財宝を持ってこの地に逃げ延びてきた。最初は歓迎していた村人たちだったが、やがて落武者たちが持っている財宝に目が眩んで落武者を全員殺してしまう。

 落武者の一人が死に際に「この村を祟ってやる」という言葉を残していった。

 村人たちは祟りを恐れ、落武者たちを、手厚く葬り、神として奉ることにした。

 これが「八つ墓明神」の始まりである。

 だがそれ以来、この村では怪異が起こるようになる。。。


・感想

 最初に言います。最後が本当に急転直下の展開で読んでた時「え!?そこでそうなるの!?」てなりました。それくらいまさかまさかの急展開(©︎乃木坂4期生の曲)です。ごめんなさい、取り乱しました。

 実際の事件をモデルに描かれたシーンは思わず本から顔から背けたくなります。村という閉鎖空間で起こる殺戮ってなぜあんなにぞっとするんでしょうか。タイトルからも分かる通り、過去に村全土を巻き込んだ殺戮が起き、そしてまたしてもという感じなんですが、過去の殺戮の経緯がとてつもなく酷すぎてなかなかにショックを受けました。


 また、落武者たちが持っていたという財宝を探すための探検シーンもあるのですが、そこもまた面白いです。ただ、自分がその探検してこいと言われたら、たとえ財宝が見つかると言われても怖くていけない笑。


 この事件は本当に落武者の呪いが引き起こしてるのか、それとも、、、?