アラサー突入とともに、現実が見えて怖くなりました。23歳新卒で働き出して社会人3年目になるというのに、毎月毎月パチンコばかりしているから貯金は0、服も化粧品もほとんど買わないからおしゃれもへったくれもない、毎晩遅くまでパチンコ屋にいるから生活リズムもめちゃくちゃ(休日朝9時開店に間に合うように早起きしてたのはよかったのかもしれませんが笑)。


気づかないふりしていた現実がのしかかってきました。このままじゃまずいと。体力的にも、精神的にも、金銭的にも破綻する、と。

恋人にも不安な旨を打ち明けましたが、恋人はどこ吹く風。次第に喧嘩も多くなっていました。

それでも私の中では日に日に「これからどうやって生きていこう」「もっと普通の生活しなきゃ」「25歳だぞしっかりしなきゃ」という思いが強くなるばかり。


そして私が出した結論は、「パチンコ以外の趣味を作ってみよう」ということでした。

当時の私は趣味が特になくて、ないからこそパチンコに勤しんでいた気がします。趣味パチンコというよりも、趣味がないからとりあえず恋人もやってるからパチンコ打っとくか的な感覚で始めて、それが次第に生活を侵食するレベルに達したという感じでした。


さて、何を趣味にしよう?できればお金がかからない趣味がいいな。筋トレ?ソシャゲ(無課金で)?などいろいろ考えた時に出た候補の一つが読書でした。当時住んでいたアパートの近くに、たまたま図書館があったなぁと思い出したのです。


「よし、これからは恋人が出かけてる間はパチンコ屋行くのをやめて図書館に通ってみよう」


そう決心した週の土曜日。

恋人がバイトに出かけたのを見送ったあと、私は早速近所の図書館に行ってみたのです。

そしてそれがわたしのギャンブラー人生の終焉と、読書大好き生活の始まりにつながるのでした。


③に続きます。