ルーマニアと言えばドラキュラですが、私にはアドリア海の復讐が身近です。
ベルヌもアドリア海の復讐を書いたり、カルパティアの城を書いたりした時から、ここ、あったのでないか。
氷河期からあったのなら・・・と。
我らの想像をはるかに超える自然の存在です。
そういうことで、感慨深いものがありました。
カルパティア山脈は、今のチェコ、スロバキア、ルーマニア、ハンガリー、ポーランド、セルビア、ウクライナまでかかる大きな山脈です。
氷河期からのブナ林がある貴重な森林の宝庫で、「カルパティア山脈およびヨーロッパのその他の地域に分布する古代および原生ブナ林」として、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ほか、ラムサール湿地、ユネスコエコパーク、そのほか数々の国立公園などもあります。
ルーマニアにとっては、ルーマニア国民の発祥の地でもある大切な場です。
広大な面積で、古代から、氷河期の頃から続く原生林には多くの野生動物や貴重な自然に溢れており、世界遺産に。
日本のブナ林とはまた系統が違う、ヨーロッパブナの森になっています。
カルパティアの山々で生きる野生動物は、ヒグマ、バイソン、オオヤマネコ、オオカミ、カワウソ、イヌワシなど。
バイソンなどはいっとき絶滅し、再野生化で復活。ビーバーも絶滅はしてはいませんが、地域的に絶滅したところへ、再導入されたようです。
ハゲワシも再導入されるようで、ニュースにもなっています。
こちらの自然の保全や再生をやっている本サイトを見たら、いろいろ参考になることが書かれておりました。
トップページ
CARPATHIA For Nature,for Communities
うち、復元のページ
ここは個人に払い下げられた後、森林伐採などが進んだようです。
トラクターや林道を作り、土壌を劣化し、大雨後には山から土壌が流れて渓谷が広がったり、これらをゆっくりと混合した森へと戻そうとしています。
日本もあちこちブナの森があり、同じく縄文時代からどんぐりなどの採集をしたり、ブナの森は人間の営みを守って来ました。
ブナの森はふかふかで、水を含み、水源の森とも言われます。
じわじわと出てくる水が我らの飲み水になったり、田んぼで使われ、海へと入って、海草や前も書いたものですが、牡蠣礁の栄養にも。
そこではクマやサル、シカやイノシシ、キツネなども暮らし、花粉媒介者として森を広げたり、絶えないように維持されて来ました。
しかし今は、荒廃してしまっています。
沖積林ということも、こちらで初めて知りました。
日本語で探してもなくて、だいたい私が調べたもののをまとめると、沖積林とは、三角州や河川沿い、川の氾濫原や湿地、河畔林に生える森林です。
水位が高く、栄養豊富な土壌を好む樹種などの系統の生物多様性が豊かな自然地帯でもある。
日本はそういうところをせっせと平らにして何もなくしてしまい、いわば生態系エンジニアを消した。何度も書きますが、エンジンを省いた。エンジンのない車を量産。
してしまって、うまいやり方ではないように思います。
写真ACを探したら、少しありました。
こちらはルーマニアからみたカルパティア山脈で
今は買い戻し、保護を恒久的なものにし、公共の財産としてまた元の国へと返還し、国立公園を創出することを目指されています。
日本も今後、自然再生がもっと進んでいったら良いなと思います。
お読みいただきありがとうございました。

