最近、発表された報告では、ビーバーのいる湿地には、花粉媒介者や昆虫が増えているということです。

 

ハナアブの種は29%、チョウ類などは45%、など、増加しているそうです。

 

 

英国スターリング大学(University of Stirling)

 

Beavers provide a boost for declining pollinators new Stirling study reveals

 


 

そのほか、ビーバーは優れた生態系エンジニアだということは聞きます。

 

ビーバーがいることで、さまざまな受益があり、生物多様性が高まり、気候変動からも守ってくれ、チョウや他の生き物たちも活性化するなんて、自然はすごいなと思います。

 

 

そこで、花粉媒介者やミツバチ、チョウ、鳥類も、その他さまざまな生き物たちも含めて、我らも取り組みとして、いったいどんな再生や生息地が良いのだろうかと、改めて思います。

 

 

生息地も増やさねばなりませんし、減っていくばかりの昆虫たち、鳥やチョウも増やさねばなりません。日本にはビーバーはいないから、カワウソでも入れたらいいのだろうか?とか・・・でも、その前に、トキやコウノトリ?だろうなとか。

 

 

 

 

 

それでいろいろ見ていって、思うのは、エサ。食料。

そう言えば、私も生息地やエリアがないと困ったと思っていましたが、花粉と蜜がなければ、そういえばそれも増えません。

 

そういうことで、生息地のほか、花粉媒介者にはやはり、花粉や蜜が必要というのは、当然、必要だろうなと思いました。

 

そうなれば、四季折々に、花粉や蜜のある草木が必要だなと思いましたが、そのために植えて、ミツバチを増やすというのも、これもバランスとか、他のつながりも考えねばならないことだろうと思いました。

 

ただ、そういうことを考えると、四季を通じて、冬以外では、花粉や蜜も重要だろうと思いました。

 

他の生き物たちにも。確かに、食料は重要と思います。

 

それで、うちの近辺を考えてみたのですが、四季折々の花ってどんなもか?と言えば、ないな、と。

 

昔はそこらへんに生えていたものが、今はもう農地整備とセメントで何ら生えておらず、外来種だらけで、私も昔は見たものが今はもう、見当たりません。

そういうので、今後、日本でも、そういうことからも、草地や畔、生垣や自然地帯などは、在来種の復活をしていくのも良いのでないかと思いました。

野生のハチ類のほうが、一回で多く受粉する力があるそうで、本来の野生の花粉媒介者らというのは、スーパーヒーローと言われていますが、確かにそういう有難い、なくてはならない存在だと思います。


 

ミツバチの研究をされ、保護について、書かれたところ。

コーネル大学の花粉媒介者ネットワーク
 

 

 

 

こちらにはリンゴ園での花粉媒介者の保全の仕方について書かれたものについて、読みましたが、そうだなと思わされることばかりでした。

十分な食料

農薬からの保護

それから、生息地の創出の仕方は、枯れ木とか、倒木、枝の山も残しておきましょうと。

 

 

 






そのへんでは落葉とか、草地もそうでしょうね。なんか、秋になるとごっそりあちこち草や木が刈られてもっていかれているのを見ます。

 

うちもそうです。

 

でもその中に、うちの越冬蛹、いたかもしれず・・・ほかにも越冬する生き物たちがいろいろいるはずです。



あとは光害。

それから、農薬は10m以上ぐらい離したほうが良いと。

 

農薬についても、やはり影響があることがあちこち、書かれており、改めて、我らも農薬の使用について考えねばならない時だなと思いました。

 

 

 

それから、エサとなる花などは、ポリネイターパスウェイというものがあるようです。

 

 

Pollinator Pathway

PollinatorPathwayProject



こちらのパンフで書かれていますが、在来種の花などを植えた小道や草地や花壇で、花粉媒介者に生息地や蜜源となりながら、侵略的外来種の侵入を阻止する役目も負っているということです。

これは面白いなと思いました。

 

さまざまな効果が組み合わさって、侵略的外来種の侵入阻止も、二重、何重もの便益を兼ねることが出来るかもしれないです。

 

うちの近所でも花壇みたいな田んぼを何か植えているのとか、花壇みたいな置き場がありますが、なんかもう、園芸ユリが生えまくってにょきにょき放置とか、なのですよね・・・
 

 

 

NYのサイト:ここにほぼリンクが載っています。

 

 

 

ウォーレン郡のサイト

 

Pollinator Pathways

 

 

こうした花粉媒介者の経路を作って、生息地の断片化をつなぐ方法が書かれてあります。

 

こちらでは移動距離が150mぐらいしかないことから、こうした道を開いていくことが適切な資源に辿り着くのに役立つと言われています。

 

私にもこういう虫や植物の移動の距離は、短いものだという印象があります。

 

そうしたことから考えると、うちの近所も自然に囲まれたエリアですが、もっと間に少しでも草地、草木、畔などの自然地を入れたらもっと良くなるのでないかと思いました。

 


それから、他、庭での取り組みから、畔や生垣、自然林など作るとかまで、ありますが、いろいろ、あちこちのサイトに出ています。

 

我らも最近、花粉媒介者や蝶類、鳥類、それからいろいろな動物たちが減少していると言われ、リンゴの産地、みかんの産地、マンゴーの産地でも、受粉が問題になっています。

 

何が良いのかいろいろ知り、我らも何が良いのか、どういうことをしたらいいのかをもっと考えて、やっていったら良いのでないでしょうか。

 

こちらのアメリカのサイトのほうでは、花粉媒介者の保全に対しての取り組みに対して、何らか農家さんに資金が支払われるようです。

 

ちょっとまだ追えておらず、あまり大きな額でないかもしれませんが、そうしたことからも、農家さんの収入アップの足掛かりになるのでないかとも思います。

 

また、花粉媒介者が増加すれば、リンゴ園にも、他の自然にも、我々にも、メリットがあるでしょう。

 

そのほか、地域的なそういうパスウェイや、飛び地や草地などへも管理なども。

 

ビーバーの話でもそうですが、日本も同じで、資金を自然の受益を増やす側へ資金がなく、ため池などを固めて、外来種の畔ばかりになっていっていますが、花粉媒介者や、自然を保全したり、花粉媒介者のために外来種を駆除したり、そういう保全するほうへ、もっと資金も回して行くべきでないかと思いました。

 

 


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