また、フランスのニュースですが、雲の中には140tの農薬が含まれているとのニュースがありました。
これは山頂で雲を調べたものですが、その雲の中に複数の農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤など)が、フランス全土で6-140tがあることが分かりました。
Pollution: en Auvergne, des scientifiques ont trouvé des pesticides dans les nuages
この中には昔禁止された農薬も混じっていたようです。
昔から調査はあったのですが、一つの濃度がどうのというのが多く、こういう雲の中に何tというのは、今までになく、画期的であったよう。
こちらのニュースもフランスで幾度か報道されたようです。
これはEUの飲み水の基準濃度を超えた濃度でした。だから、相当量の農薬が含まれていると。
前にマイクロプラスチックの雨が、晴れているのに降っている・・・そういう衝撃と似たような、衝撃ですね。あれも晴れてたら400万tとか、雨なら何tとか
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日本では、こういう研究サイトが見つかりました。
周辺環境がミツバチの農薬ばく露に及ぼす影響
こちらでは、農地、果樹園、森林、都市などまで調べて、調査対象は16種類、コロニーより1000m内。
これによると、都市部では意外と出ていて、これは住宅地やスポーツ施設でのネオニコやグリサホートが使われているのでないかと推察されています。
こちらも、未だ使用禁止した農薬が水田でも出て来ると書いてあります。
こういう長期残留して、未だ回っている。そういう物質もあるようですね。
こちらは、住居内で、防虫剤とピレスロイド系殺虫剤の成分について。
そうそう、こういう我々の身近にも、殺虫剤がありました。
住居内で調査した、という結果は・・・ごらんいただければ。
ゴルフ場の周りの調査でも、除草剤や農薬が出る、とかもありました。
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本題に戻りますが。
こちらは雲水中の農薬で、雲というのは水ですから、親水性のある農薬と結びつき、「貯蔵庫」となってしまうのです。
それが雲の中で長距離移動していく。
すると遠方地へ、落ちて雨水として、我らが口にしたりしまう。
日本も雲の上には、どれほどの農薬が蓄積庫となって、漂っているでしょうね。
最近、ツシマヤマネコがPFASとPCBが高い濃度で検出されたとありましたが(ダーウィンが来た!は可愛かったですね)ここに、農薬汚染も混じったら?と思うと・・・何て言うか、虚無・・・へ?・・・ですね。
これらの、雲の中に140tと、農地の近隣では遠い住民より高い(前記事)、と室内で、が合わさったら、我々はいったい、・・
農薬も広いもので、私も見切れていません。
ですが、調べてみたり、このニュースで思うことは、モニタリング1000で、いろいろな減少が言われていましたが、農薬の影響もあるのでないかということを思いました。
前のニュースのフランスの人も言っていましたが、混じっているのを吸っている。その影響は分からないと。
そうなってみると、我々が普段食べているもの、暴露しているものも、混じり合ったらどういう影響が出ているか?
前にPFASとマイクロプラスチックが混じり合うと悪影響とありましたが。
これは、川や水、海の状態も同じと思うのですよね。
もちろん。大気も。
室内で使う、殺虫剤も。
そう言ってたら、洗剤とかも・・・
日本も今後、2050年へ50%半減の農薬削減へと向かいますが・・。
うちの近所でも、中学生が通る通学路に除草剤が撒かれてたりします。
そういうことを考えたら、日本も今後、健康のためにも、まずは、日本も公共の場から、農薬を減らして行くべきでないか、と思いました。
また代替え製品や変わることで、新しい要素や技術も生み出せる機会でないかとも思います。
日本は今景気が悪いので、削減する農薬のために何かもっと新しいものを生み出して、経済活性化にならないかなと思います。
私も田舎ですが、汚染物質の意外と多い地域に住んでいます。ドローンも飛び始めています。
農家さんを、誤解されてはいけないので、私も農家でないので、見た限りで言いますが、農薬を極力少なく努め、手作業で雑草抜いたり、草刈り機で切ったりされて、精魂込めて、食べる人のためを思い、大事に作られています。
ジャンボタニシで減少しているのも見るし、本当にギリギリのところで作っていると思います。
だから、私はオーガニックも美味しいのでお勧めしますが、慣行栽培の米も普通に食べます。
それもやはり、美味しいです。丹精込めて作られているから、と思い、有難くいただいてます。
今後も食べて農家さんを応援します。
こういう対策を個人レベルでは頼る、ことは出来ないと、前の記事のフランスのプレスキットにも書いてありましたが、こちらも、いろいろ環境負荷のない、農業生態系がある、グリーン的な農業、グリーンな農薬を研究発展させていくべきでないかと思いました。遺伝子組み換えや操作ではない・・・
経済が後退している日本なので、今後、世界で求められる製品のため、頑張って新しい製品や新しい防除方法を調査研究したらいいのでないかと思います。
また、混合暴露の研究もまだまだのようで、こちらもこれからの分野だそうです。
今日は世界渡り鳥の日でした。
お読みいただきありがとうございました。

