Monochrome | sphere

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自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

色彩(いろ)のない部屋に
閉じた心 ひとつ
虚ろな瞳(め)が
不意に 窓を捉えた

灰のように降る
冷たい欠片 ひらり
「その温度を
君は憶えてますか?」


耳鳴りの向こうで
響いてる いつまでも
あの日聞いた
哀悼の旋律

明滅する視界に
映し出す 繰り返し
今はもう
モノクロームの記憶


「ありがとう 僕をずっと
 見ててくれたんだね
 お願い ちゃんと また
笑ってよ」


─…呼んで

「聞こえる?」

─…呼んで

「僕の声が」

─…会いたいよ

「ねぇ 聞いて」

呼んで

「ずっと」

私の、名前───

「君を想ってた」


耳鳴りの向こうで
響いてる いつまでも
優しい声
あなたの笑い声が

明滅する世界に
朽ちて溶けてしまいたい
「映る その中に
『本物』の僕はいるの?」


今はもう
モノクロームの記憶

色彩(いろ)が 消えてく















20100225

色彩とか、視覚を使って捉えるものをテーマにすると、明確に頭の中にイメージと言うか、風景が浮かんできて書きやすい気がします。


女性ヴォーカルで、サビは高音でめっちゃ叫びながら唄って欲しい感じ。
サウンド的にもサビだけ一気にラウドにして、歪ませたギターのロングトーンとか、色々はっきりしたイメージがあるのでぜひとも曲つけてあげたい作品のひとつです。