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自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

閉塞感ばかりが
あなたの心を満たして
空ろな瞳(め)は硝子みたいに
すべてを透過させていく

指先に触れた冷たい空気
払い除けた うずくまる部屋の中

『ずっと あなたを見ていたから
解るよ』なんてさ
言う筋合い無いかもしれないけど
どうか傍にいて
呼んでくれたなら
隣で同じ夢を見るから

清らかな愛を
片隅で望むあなたに
非力なことを思い知らされて
痛いくらいに 刺さる

脆く儚い『永遠の約束』
信じたらまた 突き落とされそうで

『ずっと あなたを見ていたから
解るよ』なんてさ
言う筋合い無いかもしれないけど
どうか傍にいて
呼んでくれたなら
手を伸ばせるでしょう 僕でも

果ての無い刻を 彷徨い歩いて
迷い込んだとあなたは言うの
何処を目指していたの?
何処に行きたかったの?

知ってる ねぇ 解るよ

『ずっと あなたを見ていたから
解るよ』なんてさ
言う筋合い無いかもしれないけど
どうか傍にいて
呼んでくれたなら
隣で同じ夢を見るから

あなたに、愛を。

















20090709


主人公はどちらなのか、自分でもよく解りません。
裏切られた絶望の中にある『あなた』と、その人をずっと見てきた『僕』。

タイトルは、二人(三人称で一人と一人)がお互いに呼んでいるような感じです。

He calls him(her),He(she) calls him、みたいな。
……『あなた』が『僕』にとってどんな立場の人物か…性別も含めて明確に決めていないので、ややこしいですね。