命日 | sphere

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自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

古びた教会でひとり
大きな十字架を睨んだあの日
君が好きだった花を手に
カミサマを否定した

優しい手 声や仕草
全てが一瞬で奪われた
冷えてゆく身体が怖くなって
ただ 何度も君を呼んだ

五年前の三月に
届かなくなった声
どんなに泣いても 怒っても
抱きしめてくれない
もう 二度と

思い出の曲が今日も
時間になると流れ出すんだ
毎日聞いてたメロディーは
柔らかく 繰り返す

君の眠る場所で
あの言葉を思い出すよ
「愛されたいと願っても
愛することは出来ない」
また 今も

もし叶うなら逢いたいと
君のいない世界で
君を探している

五年前の三月に
届かなくなった声
どんなに泣いても 怒っても
抱きしめてくれない

君の眠る場所で
思い出を辿るよ
戻らない日々が苦しいほど
鮮やかに蘇る
目を閉じればほら…

聞こえるよ 君の声













20090309

タイトル思い切ったなあ、と言う感じですね。
同じようなテーマは多いのに、何故これに「命日」と言う言葉を使ったのか。

それほど、感情移入していたのかもしれないと、約5年後の私は思うわけです。