尿瓶に陰茎を当てがい漏れないように排便するというのもなかなか大変なものです。1回で3分の1くらい入りますが、2回もすると結構なな量です。夜中に看護師さんが巡回に来てくれますがその度に尿瓶を代えてもらいました。

 眠りも浅く、うつらうつらしているうちに夜明けです。

 昨夜来の担当看護師は私のお気に入りのTさん、本当に尿瓶ではお世話になりました。普段他人に見せないところまで全て見せてしまったので親近感も湧きます。

 8:00になると朝食が配膳されました。思い起こせば昨日の朝から何も食べてないので空腹のはずですが、こういう場合は空腹は二の次、この窮地を何とか乗り越える方が先決。脳がそういう風に考えるのでしょう、空腹感は有りませんでした。


発作性心房細動カテーテルアブレーション体験記


 気がつくと微熱が有り頭痛があり、看護師さんにお願いし解熱剤を頂きました。やはり尿道が炎症を起こしているようです。

 9:00頃に先生の回診が有り固定されていた右大腿部のテープをはがして頂き、晴れて自由の身になりました。これでトイレに行って排便出来るようになりました。

 しばらくして尿意がするのでトイレへ、怖いので小便も座ってします。恐る恐る下腹に力を入れ小便を出すとやはり激痛が走り一気には出せません。先ほどの解熱剤(鎮痛剤)もあまり効きません。恐らく効いているのでしょうが、効いていても激痛。

 これは時間が解決するだろうと腹をくくり、以後、小便の際には同じような感じで出しました。この痛みは夕方になると徐々に解消されて、翌日の退院の朝にはすっかり痛みも無くなりました。

 手術翌日は、私の予定ではすっかり回復し院内を散歩したりブログ書いたり音楽を聴いたりするつもりでしたが、予定外の痛み、発熱で終日ベッドに横になっており、体力もすっかり落ちてしまいました。

 看護師さんは8:00で男性の方に変わりました。男性は初めてです。しかし、面倒見の良い方で助かりました。傷口の消毒に来られ、傷口もすっかり塞がってるとの事。シャワーに入りますかと聞かれましたが熱っぽいので止めておきました。

 そんな感じの手術翌日。でも考えてみればアレだけの大手術の翌日なら上出来なのかも知れませんね。