家庭でできる発達支援
ADHDとASD
両方の特性がある子への支援
家庭でできる小さな工夫から始める
見通し・切り替え・感覚・行動の整え方を、具体的に考えます。
ADHDとASDの両方の特性があるお子さんは、日によって姿が大きく変わることがあります。
動きたい。
でも予定変更は苦手。
興味は移りやすい。
でも自分のやり方にはこだわる。
大切なのは、子どもを変えようとすることより、
子どもが動きやすい環境を整えることです。
支援 1 予定を「見える形」にする
ADHDの特性があると、今やっていることから気がそれやすくなります。
ASDの特性があると、見通しがないことに不安を感じやすくなります。
だからこそ、予定を見える形にしておくことは、とても大切です。
朝の流れを紙に書く
写真カードを並べる
終わったらチェックをつける
外出前に「今日の予定」を確認する
変更がある時は早めに知らせる
見えると安心する
安心すると戻りやすくなる
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支援 2 切り替えには予告を入れる
楽しいことを急に終わらせると、癇癪につながることがあります。
「もう終わり!」ではなく、終わる前から準備できるようにします。
あと5分で終わり
あと1回で終わり
この動画が終わったらおしまい
タイマーが鳴ったら片付け
終わったらお茶を飲む
ポイントは、「終わった後に何をするか」まで伝えることです。
終わりだけでなく
次の行動まで見せる
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支援 3 動ける時間を先に入れる
じっとすることを頑張らせる前に、体を動かす時間を入れると落ち着きやすい子がいます。
登校前に少し歩く
家の中で荷物を運ぶ
洗濯物を一緒にたたむ
布団を押す、運ぶ
短い体操をする
「落ち着きなさい」と言うより、落ち着きやすい体の状態を作るイメージです。
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支援 4 刺激を減らせる場所を作る
刺激を求める一方で、刺激が多すぎると疲れてしまう子もいます。
家庭の中に、少し落ち着ける場所があると安心しやすくなります。
部屋のすみを落ち着く場所にする
お気に入りのクッションを置く
音がつらい時はイヤーマフを使う
明るさを少し落とす
一人になれる時間を作る
逃げられる場所は
甘えではなく安心の土台
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支援 5 指示は短く、一つずつ
一度にたくさん言われると、何からすればいいかわからなくなることがあります。
「着替えて、歯みがきして、かばん持って」
ではなく、
「着替えよう」
終わったら
「歯みがきしよう」
その次に
「かばん持とう」
短く、具体的に、一つずつ。
これだけで動きやすくなる子もいます。
支援 6 できたことをすぐ言葉にする
ADHDとASDの特性がある子は、注意される経験が多くなりがちです。
だからこそ、小さな「できた」を言葉にして伝えることが大切です。
戻ってこられたね
待てたね
教えてくれたね
最後まで聞けたね
自分で選べたね
大きく褒めなくても大丈夫です。
事実を短く伝えるだけでも、子どもの安心につながります。
保護者の方へ
ADHDとASDの両方の特性があると、毎日の関わりに迷うことが多いと思います。
でも、全部を一度に変えなくて大丈夫です。
予定を見えるようにする。
切り替えの前に予告する。
落ち着ける場所を作る。
できたことを一つ言葉にする。
小さな工夫の積み重ねが、子どもの安心につながっていきます。
まとめ
支援は、子どもを大人のペースに合わせるためではなく、
その子が安心して力を出せる形に整えることです。
