発達支援 | 行動療法 | 子どもの理解

「何回言ってもできない…」は
“わざと”ではないことがあります
行動療法で見えてくる子どもの困り感

特別支援教育の現場で感じる「行動の裏側」についてお伝えします。

「何回言ってもやらない」
「また同じことをしている」

そんな場面、ありませんか?

注意しても繰り返す
約束を忘れる
切り替えられない
急に荒れる

つい、 「わざとやってるの?」 と思ってしまうこともありますよね。

でも実は、そこには“できない理由”や“困り感”が隠れていることがあります。

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🤔 行動療法の考え方

行動療法では、

「問題行動」ではなく
“なぜその行動が起きるのか”を見る

という視点を大切にします。

つまり、

・どういう場面で起きる?
・何が苦手?
・何を伝えたい?
・どんな助けが必要?

という“背景”を見ていきます。

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⚠️ 「やらない」ではなく「できない」

例えば、

片付けられない
座っていられない
何度も立ち歩く
指示が入らない

そんな姿の背景には、

・何から始めるか分からない
・感覚刺激がつらい
・不安が強い
・情報が整理できない

などが隠れていることがあります。

行動には
必ず“理由”がある

これは、支援の現場でとても大切にしている考え方です。

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😢 「怒られる経験」が増えると…

理由を理解されないまま注意され続けると、

どうせ怒られる
頑張っても無理
学校が怖い

という気持ちにつながることがあります。

特に発達障害のある子は、「分かってもらえない経験」を積み重ねやすいです。

その結果、

・自己肯定感の低下
・不登校
・癇癪や暴言
・無気力

など、二次的な困りにつながることもあります。

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💡 大人ができる関わり

POINT 01

まず理由を考える

「なぜ?」を行動の背景から見る

POINT 02

できる形に分ける

一気に求めず、小さなステップにする

POINT 03

環境を調整する

本人の努力だけにしない

POINT 04

できた瞬間を拾う

小さな成功体験が次につながる

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🌱 大切な考え方

必要なのは

「もっと叱ること」ではなく
「困り感を理解すること」

理由が分かると、関わり方は大きく変わっていきます。

💌 保護者の方へ

何度言っても変わらないと、心が折れそうになることもありますよね。

でも、その行動の奥には、本人なりの困り感や不安が隠れていることがあります。

「困らせたい」のではなく、「困っている」のかもしれない。

そんな視点が、子どもとの関係を少し変えてくれることがあります🌿

📌 まとめ

「何回言ってもできない」には理由があることが多い
行動療法では行動の背景を見る
理解されない経験は二次障害につながることもある
大切なのは困り感を理解する視点