今日は本当に何年ぶりでしょう!!

歌の師が
オペラ・ガラ・コンサートをするため
皇居の近くに向かっています。

オペラの通しではなく、
ハイライト形式で演奏されます。


いつもでしたら、残念ながら
と見送るのですが
(もちろん、娘がおりますのでね。)


今日は何と!!

いつプログラムに登場するか判らない

ドニゼッティのランメルモールのルチア、

のルチア役なのです。


私にとっても憧れのルチア。

かつて佐藤美枝子さんが
チャイコフスキーコンクールで優勝した曲です。

師がそれを歌う機会は貴重!!

自分の音域の曲でも
コンサートの他の方の演奏曲とのバランスによって
違う曲にしなければならなかったり、

歌えることと
披露するかどうかはプロでも色々ありまして。

今日は何と満を持して、ルチアを歌ってくださると知り

一生に一度の機会かも、ほど
わたしは気合がはいりまくりで

夫に早く帰ってきてもらい、
その方の出番のみ聴いて
またトンボ返りという強行スケジュールですが
行かせていただきます。


ランメルモールのルチア。

ルチアには主に2曲、有名なアリアがあり、
1曲目は Regnava nel silenzio
「あたりは沈黙に閉ざされ」

もう1曲が今回かかる
Il dolce suono
狂乱の場

と表される曲です。

狂乱と申しますと激しい歌のように思いますよね?
ちがうんです。

本当の狂乱とは
激しさを通り越して
静かです。

何が夢で何が現実か解らなくなるのです。

あら?
わたしはどうしてここにいるのかしら?

まるで少女のように

そしてピュアに。

そして思い出すのです、


聴いている側には
なめらかなドニゼッティの旋律。


しかし機微はとても高度で

コロラトゥーラsopranoの極地とも言えます。





我が師は
わたしにルチアを伝授してくださった方です。

それ以来
わたしはLuciaが人生のひとつの目標になり

なんとイタリア、
ミラノのスカラ座の
楽譜屋で、
ランメルモールのルチアのスコアを買いました。20代の頃です。



師は御主人もオペラ歌手でいらっしゃいますが、
二人のお嬢様を育て
沢山の子どもたちや大人を指導して
コンサートを開き
本当にご多用の中、

コンディションを作り上げます。

歌ですから
家族に風邪のお子さんがいたら?

わたしは完璧にに体調を準備して臨みたいので(声帯も。前日丸一日は無声で過ごしたいです。)想像もできませんが

こなすのですね、プロは。

妊娠中、レッスンに通おうとしましたら
わたしはめまいがひどくて行けず

相談しましたら

わたしは妊婦役を楽しんでた(オペラの役柄で)よ~

と仰り

歌うために生まれてきた方だなと
ポジティブさに感銘を受けました。



とはいっても
置いてくる娘が気になってきになって、、


すべて準備はしてきましたが、
今頃、作ったものを食べられているかな?

夫も口に合うかしら?

帰る頃には寝てしまっているかもしれないことが
寝かしつけできないのが

離れると寂しいものです。


私にとっても目標であるLucia。

師の名唱と共に
じっくり体感して参ります。



画像は先日家族3人で見た桜です。

咲くに時があり、

魅せるに時があり、

感じるに時があり、

笑うに時があり

悲しむに時があり

散るに時があり、


限りがあるからこそ


美しいのかもしれません。


人生も、命も。