全脳思考⑤ ―ちょっと息抜きですね― | 膨大な書籍に惑わされることなく、より深化した知識を求め続ける読書家のブログ

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知識を見識へ、見識を胆識へ。東洋西洋の活字という大海にダイヴし、表層では経験できない深海の世界を体感、その学びを日常に活かし、笑いながら人生を闊歩することを目指す読書家の卵


こんばんわ、シモンです。

最近『全脳思考』の解説をしているのですが、説明がわかりにくいかもしれませんね。
内容をわかりやすくまとめることの難しさを再び
リアルに実感しました。


で、今日はこの本の中身の説明というよりも、

今後どの社会でも必要になってくる人材と教育に絡めて
私なりの考えを話したいと思います。


まず、
全脳思考とは脳を全部使うことでしたよね、
右脳も左脳も、爬虫類脳から人間脳まで、
やる気ホルモンであるドーパミンさえもうまく使っていく
思考モデルでした。

これに近い思考を整理するメソッドって何か知っていますか?



それはトニー・ブザン氏が提唱した『マインドマップ』です。

思考法・発想法で知っている方もいると思います。
マインドマップは以前にも記事にしたのですが、

簡単に言うと真っ白な紙の真ん中にまとめたい知識のイメージイラストを書き、
そこから木の根っこがにょきにょき出てくるように
関連する知識を繋げていくものです。

↓↓↓例↓↓↓


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これは『神話の法則』を読んだ時に私が作成したものですが、
このようにカラフルに作ると理解と発想がどんどんと
浮かびます。



神田さんはフォトリーディングでも有名で、
マインドマップでも有名なんです。
そして、
全脳思考を含めてそれらから何が見えてくるかというと右脳を刺激する、
あるいは脳を全て使っているということなんですよ。


今は
考えない子が増えてきたと言います。

言われたとおりにしか仕事をしない。

少し応用問題が出されると問題が解けなくなる。

相手の気持ちを想像できない。



考えない、発想が乏しい、自信がない。



今グローバル人材が必須なのは誰もが知っています。
だから教育機関はTOEICやTOEFLの点数で卒業認定したり、
高校から大学へ内部進学の条件として提示したりしていますよね。

でもこれってまだ世間への体裁を整えているような気がしてしょうがないんです。

とりあえず、英語できればオッケー、
みたいな。



確かに英語は重要です。
世界で活躍できる人材を育成するために英語に重点が置かれているのは
わかります。

でももっと大事なのは「頭に汗をかくこと」が習慣になっているか、
だと思うんですよ。



思い返してみてください、
小中高と授業で「この問題はどう解くんだろう」とか
「先生のあの説明はどういうことなんだろう」と
自然に思考していた人はあまりいないんじゃないかと思います。

それよりも

「今日はこの日付だから当たらないな」

「あぁ、眠い。はやく授業終わらないかな」

と感じていた人の方が多いと思います。





もちろん
その中でも自主的に授業に参加して
考えを巡らせて行く人はいますよ。
日々考えていくからこそ、そこは学力として大きな差ができます。

でも日本の授業形態自体がもはや
自分で考える人を育てる環境ではないと思うんです。



先生一人&生徒多数、一方通行な授業。

先生がなんとか質問をして生徒に考えさせようとしても
生徒は
どうやったら楽ができるかを
考えることに必死になってしまいます。


これは今の教育機関が全く駄目、先生は脳なしと
言っているのではありません。
ただ一方通行的な授業しか受けてこなかった人が先生になっても
同じような環境があり、学校側もそれを望んでいるのだとしたら
同じ授業がまた繰り返されますよね。




自発的に頭に汗を書く人材を育てるには、生徒の内的動機付けが必要なんです。

考えることが「楽しい」と思えることが重要だと思うんです。

グローバルに活躍するには英語はもちろん必要最低限の条件になるでしょう。
コミュニケーションの手段ですからね。

でもそれと同じく、あるいはそれ以上に
自分で脳を動かすことが普通になっている状態でなければ
通用しないと思います。


良質な教育は早ければ早いほど良いと思いますが、
小学生の段階から彼らに良質な思考ができるよう動いている方も
いらっしゃいます。


経営者や実業家の人たち以外に
神田さんから学んでいる方には私立小学校の教師さんもいて

全脳思考モデルとマインドマップを提案したことで、
その私立の小学校では、
子どもの自由な発想を伸ばすとして、それらが授業で使われているらしいです。


全能思考はワクワクからアイデアを生み出します。

マインドマップはお絵かきのように手も使うので、子どもたちは
楽しんで取り組むことができるでしょう。


この二つは思考の自由度が広がるツールなんですが、
学校では全然取り扱いがないので、
革新的な提案だと思います。



そんな中、


詰込み型、詰込み型と日本の教育は言われていますが、

現状はやはり詰込み型の学校が多いと私も思います。


何せ授業スタイルが全然変わっていない印象で、

マインドマップとかって以前に、
グループで作業することもほとんどないですし、

あったとしてもそのグループワークをサポートする先生が

そういうワークを経験していないので適切なサポートができず、

そこで「生徒の自主性に任す」的な感じで
放置に近くなってしまうのでしょう。


グループワークをしないのは、
カリキュラムが間に合わないのが原因だというのなら、
それはカリキュラムに問題があるのでしょう。

変えなければいけないと思います。



グループワークをすれば生徒同士で
話し合いをするのが当然のようになります。

相手の意見を聞いたり、

自分の意見を言ったり、

時には主張がかみ合わないこともあるでしょう。


でもそのような、
自分一人では経験できないことを
友達とワークを通してやっていくからこそ、
コミュニケーション力やディスカッション能力が養われていきます。

このような練習期間を経ずに、
大学に入ってすぐに発表だったり、
仕事で
意見を求められたときでも、
自分の意見をメンバーの中で発言することに慣れていない人は
不安でアイデアも出ないし、出たとしても遠慮して
しっかり発言できないという流れなんだと思います。


別に全脳思考モデルが絶対正しいと
いうわけではありませんが、

そのような思考法を使って、
またはマインドマップを通して
学童の時からグループワークなどで自分のアイデアを発表したり、
意見を言ったり、言われたりしながら、
育っていくと、もうその先有望ですよね^^



と色々教育に関して言ってきましたが、
教育の具体的な改善案はあるのかと言われると持っていないです(笑)

でも日本の教育が変わらなければならないということは
もう自明です。


教育が変わらなければならないという声が
大きくなればなるほど
その影響は教育界に伝わっていきますよね。


そして本当に変化しなければ、

日本の国力はどんどん落ちていくでしょう。


だからこそ、
まずは私たちから変化を起こすべきなんでしょう。


そして頭に汗を書く。




あ、ちなみに本当に簡単なことで

全脳思考モデルを使ってみましたが面白かったですよ。

まずは試すことからが重要ですね^^



それではっ、
お疲れ様でした!