あのね?

貴方はエージェントと会った事がありますか?

それとエージェントってスパイ映画の何かと思ってないかな?

日本の国だってそんな小さな図体じゃない。

役所もあれば政党もあれば企業もある。

エージェントと言うのは、その中のごく小さな一部分を人に見付からない様に工作して、それが組み合わさって何かが出来てくる。

俺はエージェントだぞって言動したら、誰だってマークするでしょ?

当然、敵側と言うか、反対派のエージェントだっている訳ですよ。

それに見つけてください的な言動して、あら貴方ージェントさんなんですねなんて間抜けな事はしませんよ。

貴方、菅直人のどれくらいを知ってますか?

私は少なくとも、菅直人に怒鳴りつけられて茶碗ぶん投げられた人間を五人知ってますよ。

彼らが私に菅直人ってこんな人だからリーダーの器はおろか何も出来ないよねと少なくとも通算で五時間は話を聞いてる。

貴方は菅直人の何をどのくらい知ってるの??

それとね、社民党の件だけれども・・・貴方は私が前に書いた、江田三郎と菅直人の事を読まれましたか?

最初、菅直人が近付いたのは江田三郎なんだよ。

今の参議院議長の江田五月のお父上だ。

この人はもっとも自民党が恐れた社会党の政治家で、それは現実主義者であり、学識見識人格兼ね備えた人だったから信望が厚かった。

しかしね、江田三郎さんは菅直人を近づけなかった。

これは人によって言う事が若干違うけれど、人間性を疑ったと言うのが本当の話でしょう。

菅直人が目指していたのは、江田三郎と手を携えての政治改革だった。

そうなれば、社会党の左派はどう思うか・・・あら菅直人さん仲良くしませんかって言うかね??

当時、社会党左派には高沢寅男と言う大幹部がいた。

これは共産党の金子満広と並んで、もし革命を破壊活動から起こすとしたら 、この二人だろうと言われていた武闘派だよ。

一説には、バックに過激派まで抱えていたから、ヤクザもビビったと言うほどだ。

ある出版騒動があって、これは芸能人のスキャンダルをすっぱ抜いた内容で、なぜか左翼まで巻き込んでヤクザも入り乱れての泥仕合になった。

その手締めの場に高沢寅男が現れて、お前らいい加減にしろと一喝して泥仕合が片付いた程だ。

その頃の出版屋ってのは、騒動になって出入りになるとお駄賃払って過激派を呼んだんだよ。

それまで押さえるってのはどのくらい怖いか、判るね?

じゃあ、それとどう戦うか・・・常識でも判るはず。

敵の敵は味方なんだ・・・だから、ああ言う言い方になった。

それだけの事だ。

次に、アメリカのリベラルと欧州の社民勢力は殆ど一緒だと言われるけれども政治と言うのはイデオロギーと現実は違うんだよ。

まして、国が変われば・・・国情が違えば当然その対応策も変わってくる。

テーブルの上で経済原論戦わせる様な訳には行かないんだ。

仮に学説として一緒だとしても、それが何で国が違っても同じだと言えるんだと・・・現実を考えればそうならないかね?

社会党や社民党の連中が楽しみにしていた集いがあって、それは社会主義インターナショナルと言ってね、世界中の社会主義者・社会民主主義者が集まって会合を開くのだが、その参加政党を見ても判る通り、社会主義政党でも現実には市場経済を取り入れて、イデオロギーと現実の乖離はどこでもある・・・。

教条主義なのはせいぜい社会党の社会主義協会だったか・・・マルクス万歳を掲げて向坂逸郎と言うこちこちのマルキストが最後は家庭の奥さん集めてマルクス講座を家でやってた。

そんな時代遅れだから、対立軸にはならないねと・・・そう解釈する方が無理がないなと思う。

それと、菅直人が親米派??とは書いたが嫌米でも新米でも古米でも餅米でもないだろうと書いたんだ。

そこまで定見なんかあるものかと書いたんだよ。



お駄賃払って過激派を呼んだって具体的には何処ですかね。

出版屋自体なら革マルだろうけど、呼んだというからには外部からだろうけど、中核か解放派しかそんな力はないと思いますが、協会派の高沢にそんな力があったとは不思議だ。




これは悪いけれど言えない。

自分が誰だか判ってしまうし、兇状持ちもいるからな・・・。

ただ、過激派もアルバイトをする必要があったんだよ。

資金稼ぎでね・・・。

あと、高沢は富塚と親しかったそうだ。

それくらいで勘弁してくれや。