アメリカを巡って、どうやら民主党に不利益な報道は控えろと言う指令が出た。

ただ、アメリカの姿勢は何とか基地問題を打開しようと言う事は諦めつつあるに変わってきそうだ。

早い話、国防政策の見直しをアメリカは迫られており安保も改正、若しくは破棄して日本との距離を置こうと言う事だ。

この裏側にあるのは民主党政権が小沢支配の基で比較的安定的な状態を長期間続け小沢を支えるのがアメリカにとって利益にならない勢力であり、韓国の民族派など反米闘争を繰り広げたグループとも関係を強化している事も手伝っている。

アメリカの計算違いとは小沢は親米だと思っていたら手段としての親米であり、中国が使えるならさっさと中国に乗り換えられる節操の無さだ。

榊原英資の昨日の講演で円高に対する効果的な介入は無いとのご託宣があったが、もはや日米は通貨政策でも双方信頼を持って対話する事は不可能になった背景があるだろうと考えている人はそこそこ居るだろう。

アメリカはさほど激怒してはいない。

冷たい怒りというか、諦観に変わりつつある。

遠くから眺めていようと・・・そう言う事だ。

韓国の現政権と小沢はどうしたいのか良く判らない。

寧ろ、盧武鉉的な政権を望んでいて日本から朝鮮半島を経て中国に至るラインでアメリカのアジアに於ける影響力を減少させていこうと、そう考えているのでは?

従って、G7でも日本だけが孤立させられる結果になるだろう。

もっとも、それを望んでいるのは小沢であるし米国債を自由に操りたい中国だ。

ダブルで脅せば相当効果がある。

しかも、小沢とは非公式折衝で幾らでも話が出来る。

対米戦略を水面下で党同士で決められる可能性は徐々に高まるだろう。

小沢の周囲もそうだし、小沢自身も衆参同日選にかなり乗り気だとの説がある。

一つには自民党を潰す事と、党内の渡部恒三等反対しそうな古参を辞めさせる事。

もう一つに新たなマニフェストを出して、それで民主党の政策方針の修正を する為だ。

その中で政治主導の徹底を図る為の組織作りを霞ヶ関大リストラ計画として公表し、官庁の権限を大幅に制限し、決済は殆ど党が行う事にする。

更に官庁の人事権も管理職は全て党中央が決め、官庁には明日の民主党議員を目指す市民団体や労組の若手幹部を送り込み監視をする。

文字通り立候補させて欲しければ、霞ヶ関に切り込めと・・・腕力で議席をもぎ取れと、そう言う形を目指すだろう。

小沢の声は党中央の声であり、党中央は絶対的な支配を官庁に対して行う。

そして徹底したリストラを行い、人員削減と管理職の降格など非労組員に対しては弾圧に近い形となるであろう。

これは物凄い支持率となって現れ、結果民主党は相当長期間安定して一党独裁体制となって行くと思われる。

さあ、そうなったらどうする?

官僚組織の自立性を破壊したら、たちまち倒産失業の嵐で、そうなったらお金をばら撒いて収まる段階ではない。

アメリカと中国の黒幕は同じ。

日本乗っ取りを着々と行っている。

小鳩民主は日本の破壊に差し向けられた小泉政権を引き継ぐ代理人集団。

この認識がなかったら直近の筋さえ読み違えるだろう。

創価公明はいきなり民主にくっつく恐れがある。

お金と恐怖とで簡単に動かせるからな。

議院内閣制から大統領制への変換を図っている。

議員と大統領が優秀じゃないと辛いと思うが、日本の二院制は無駄の極みだが議員定数削減とか一院制を目指すというのは、グローバリゼーションと同じで、黒幕が簡単にターゲットとなる組織を操るようにする意図で行われている。

道州制も同じ文脈だ。

これらは無駄に見えて黒幕指令に対する密かなるブレーキング、サボタージュとしても機能できる仕組み。

抵抗体は1つよりも2つあったほうがよりブレーキが利く。

官僚の天下り、渡りボーナスも現役時代、賄賂で腐敗するのを防止している。

経費としては安いものだ。

アメリカは天下りどころか天上りまで盛大に行われている。

正にアメリカという国はFRBだけではなく民間企業が経営しているといってもいい地域。

公営から民営へという構造改革もそれを目指したもの。

それらを食い止める為には、国民の知的水準を上げる事と、学問上のイデオロギーの好き嫌いを無くす事だ。

安倍晋三を見ていて判るのだが、安倍を支持する連中は盲目的に安倍万歳をやった。

結果、インテリ層の自民党支持者が離れてしまった。

あのバカ助を支持したら、こっちまでバカになると言う言葉をずいぶん聞いた。

バカばっかり集まって、何時の間にか民主支持者は進歩的で自民支持者は後ろ向きだ的な構図になり、それをメディアが煽ったと言えるだろう。

潜在意識につけ込まれたとも言えるかも知れない。

何度も言うけれども、あんなバカは世の中広しと言えどもそうそういない。

しゃあしゃあとテレビに出てきてやがる。

とにかく、知的水準を上げないとこの国は救われない。

しかし、国民の主な知の情報源が新聞TVのマスゴミであり続ける限り無理だ。

そこは、とうの昔から世界規模の管理機構に乗っ取られていて無知と虚偽偏向の教育機関になっている。

いくら毟り取られても叩かれても文句もいわずに毛や肉を提供する、羊家畜奴隷化の洗脳マインドコントロール道具になっているからな。

TVをしがみつきで見る事は奴隷志願と同じ。

今は部分的手直しでダムの決壊を防止出来る可能性など殆ど無いに等しい。

体全体が徹底的に寄生虫、癌細胞に取り付かれていてなす術もない。

無理やり素人同然のものの手で大手術すると間違いなく患者は死亡する。

自党にも関わらず、民主党には政権担当能力がないといったのは、誰だったか?(笑)

この国には、国民の知的水準を下げるための策略が至るところにある。

しかも、既存メディアを駆使して大々的に行なってる。

メディアに関わってるクズが元々とバカなんだ、というのはわきに置いといても、それに気がついたら絶望し、真剣にうんざりする。

下手すれば、メディアと学問の間を行き来している様な学者も絡め取られていたりな。

実際に、嘘と分かりながらプロパガンダを仕掛けている奴らを目の当たりにすれば、ただ一言「絶望」という以外の言葉はない。

やってる事は嘘と分かりきってる情報のやり取りを通じて、一方的に他人を食い物にしているだけなんだから。

それに気がつきながらもシガラミみだらけでなんの対応をしてこなかった国の政府の無策ぶりにも心底腹が立つ。

韓国系の新興宗教の問題然りでな。

ある程度までは戦後の支配構造のシガラミに縛られているんだろうとは思う。

気がついていなかったのなら、我が国の政府はバカだと思うが、流石にそれはないだろうしな。

ある言葉を引用すると・・・政治家が田原総一朗に、田原さんとさん付けしてから、この国の政治はおかしな方向に行き始めた。

橋龍がかつて、小沢一郎とサシでテレビで話させろと言った時、田原はじゃあやりましょうと言った。

橋龍は「貴方を外してね」とやり、それが遺恨になって田原は電波使って攻撃しまくったって話もある。

それはともかく政権担当能力なんて今もない。

今やってる事、あれは政治じゃない。

政権担当能力とは国民に対しての説明責任等様々な責任を果たす事だ。

その意味では自民党も責任能力は無かった。

部分的手直しでは無理な事は判っていても、何かをしなければならない。

それを模索する事は無駄ではないと思うが?

自分が語ってるのは非常にニッチな分野だけど、潜在的かつ心理的な影響力が大きかった。

しかも、意識的なブロックが巧妙にかけられていて、それを踏み越えようとすると、この問題に絡む人が何処からか邪魔をしてくるようなやっかいな場所だった。

情報がばら撒かれているのに、議論もさせない、相対化もさせない仕組みを作り上げていた。

どこかで聞いたような話だな、と思っていた。

歴史関係の本を読んでいたら、日露戦争後に日本の教育体系が再編成されて、初等教育では天皇制ファナティシズム、中等教育では実務教育、高校や大学以上の高等教育では帝国主義を教えていたのだ、分断されていたのだ、という記述があった。

これなんかは批判されていた「ゆとり教育」を施行する発想のままとしか思えなかった。

ある意味、最悪だ。

この国は明治維新からやってる売国行為は何も変わらんのだからな。

石川の立件・大久保の裁判もまず有罪で、そうなれば党内外からの批判は避けられない。

判決以降に鳩山が退陣するようなことがあれば、反小沢勢力が立ち上がらないとも限らないって?

法務大臣のクビをはね飛ばせば良いだけの話だ。

もっと言えば、小沢が議員辞職しても政党の役員まで辞める必要はない。

政治結社の諸行動が自由なのは憲法で決められている。

法務大臣を絡むと逆効果な気がする?

辞めて影響力を行使できると思えず田中角栄は竹下派へと分裂してから一気に影響力なくなった?

数が力と信じる男が、辞めてまで影響力が残ると信じてないと思う?

小沢の力の根源も議員でいるからこそ発揮できると思うのだが、辞めてまで影響力を行使できるという根拠は?

なんせ、連合と中韓がついてる。

組織も付いている・・・怖い事は何も無い。

法務大臣の職務権限で全てを止めれば良いだけの話。

そこまで行かないと判ってるから、何もしないだけの事。

検察もバカじゃない・・・当然取引はしている。

今頃、何処かのデカイ親父が頼むからこれ以上小沢を突っつくのは止めてくれとステーキでも持って行ってるんじゃないか?

現状を冷静に分析、研究している人の声が届かない。

全てフィルターを通じてでないと世の中に流れない。

これが最大の問題点で学者の言う事を政党は先回りして止める事が出来る。

全てを広告代理店やそこに出入りしている制作屋が仕切る様になって事実が見えなくなった。

見せる為のコンテンツは事実ではない。

それを言う事は、テレビの世界ではタブー。

何故なら見せてやってるから。

見せてやってんだこのバカ共が彼らの本音でありアイデンティティ。

だから知りたい事ほど知らせなくなる。

国民がもっと議論をと言った瞬間、年末特番は全てオシャカになる。

そうなればカツラ屋や栄養食品屋やパチンコ屋は怒り狂う。

そうされては困るから、ひたすら楽しいよ笑おうよと嘘ばかり流す。

年末特番を全て現状分析の議論にしたらどうなるか?

絶望感で電車に飛び込むのが増えて、正月どころではなくなるだろう。

この国はそこまで来ている。