存在重要「怠けアリ」…「働きアリ」だけだと集団破滅

働きアリを「よく働くアリ」「ほとんど働かないアリ」に分けて、それぞれの集団(コロニー)を作り直しても、一定の割合で「働き者」「怠け者」に分かれることが北海道大学の長谷川英祐(えいすけ)准教授(進化生物学)らの研究でわかった。

誰も働かなくなる時間を減らし、安定した労働力を保つ集団維持の戦略と見られる。

茨城県つくば市で開かれている日本動物行動学会で28日発表された。

長谷川さんらは、日本全国にいる「シワクシケアリ」の八つの集団に、1匹ずつ印をつけて幼虫の世話、巣の修復など集団に貢献する「仕事」をどのくらいこなしたか、1か月間行動を観察。

そのうち「よく働くアリ」「ほとんど働かないアリ」を取り出して、それぞれの集団を作り直した。

その結果、どちらも元の集団同様「よく働くアリ」「ほとんど働かないアリ」に、ほぼ同じ割合で分かれた。

働きアリも疲れて休息するが、「働かないアリ」がいるほうが、集団全体で「誰も仕事をしなくなる時間」が減ることがコンピューターの模擬実験でわかった。

長谷川さんは「幼虫や卵の世話は少しでも中断すると集団全体の死につながる。

そのため、わざわざ働き方に差がでるような仕組みをとっているのではないか」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091128-OYT1T00427.htm?from=top
記事では触れられてないが、その「ほとんど働かないアリ」は働きアリが何らかの原因で大量に居なくなった場合、働きアリに変わる。

社会を維持する為の遊びの部分、担保、保障みたいな存在。

冪乗則(power law)の一種
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AA%E4%B9%97%E5%89%87

パレートの法則やジップの法則の一般形で未だよく分かってない分野だ。

だが、非常の民として生きた昔の穢多を連想するな。

人類の場合も皆が一生懸命働いてしまうと環境への負荷が大きすぎる。

適当に怠け者も居る方が種族全体としては適応的。

だいたい食っていくだけなら10%も働いたら過剰だしな。

ある意味で残りは無駄な経済活動だ。

それで潤ってきた事は真理なんだが、 ここまで人数が増えるともうその無駄を許容できない限界が近づいている。

人減らし、或は生活水準下げるしかない。

実は民主党はそう言う政策を実行してるんじゃないのか?

世界に先駆けた実験で。

そんな事を認めたら政権が潰れるから言わないだろうけど。

アリなんかだと集団知が有り、個々が勝手に動き、それが巧く行ってる感じ で集団が一個の脳になってると推測出来る。

8対2の法則だ。

集団は2割の賢者と8割の愚者に分かれ国もそう。

2割のインテリジェンスに操られている。

高等教育を受けて、経済的に不自由がないならそれは高等遊民。

経済的に不自由がなくても、高等教育を受けていないのはニート。

高等教育も受けず、経済的に不自由でもある人は普通の人。

高等遊民を攻撃したりニート虐めをするのは労働教徒。


問題は「排除型社会」だ。

自分のプライベートのみを優先し、他人からの干渉を嫌い周囲への関心を失っている。

これには、大きく2つの理由があるという。

①経済の発展に伴う個人主義の増長

②成長の限界に起因する相対的剥奪感

相対的剥奪感とは、不安的な経済状況の中すべての人間が誰かに搾取されていると感じる状況。

つまり、効用が最大に至った社会がピークアウトし縮小したため、すべての人間が搾取されていると実感する。

この状況では個人主義が馴染まないにもかかわらず、自己の権利の最大化を目指してしまうことにより起こる。

経済成長が止まった今だからこそ、近隣との関連性を重視した関係主義的な存在理念が必要だろうな。


北京市郊外に「アリ族」と呼ばれる若者たちが多数住んでいる地域があるという。

彼らは有名大学を卒業しながらまともな職にありつけず、ウサギ小屋のようなアパートで集団生活を送っている「中国のワーキングプア」だ。

チャイナフォトプレスの報道。

北京市海淀区には、「学生アパート」と銘打ちながら、入居者のほとんどを卒業生が占めるアパートがある。

彼らの共通点は、有名大学を卒業後12年が経過しても正規の就職ができず、北京市民の平均を大幅に下回る月収1500元(約1万9000円)あまりの低収入でなんとか食いつなぐ地方出身者だ。

多くの住居は46人が一間に暮らすつくりとなっており、家賃は1ベッドあたり250元前後(約3200円)が相場だという。

都心に比べれば相当に安い価格設定のため、彼ら「アリ族」が多く集まってきた。

狭い住居にすし詰めになって暮らす様子がアリの巣のようであることから、このように呼ばれるようになったようだ。

「アリ族の聖地」とも言うべき同区の唐家嶺地区では、状況はやや良好と言える。

ここに住むアリ族のほとんどは付近の科学技術区内にあるソフトウェア関連の企業で非正規の仕事に就いている。

平均家賃は2人暮らし用、トイレとキッチンつきの住居で600700元、それに空調費120元、ネット通信料40元がかかる。

まだ求職中の第2新卒者や社会人1年生も多く住んでいるという。

中国教育部の7月の発表によると、09年の大卒生の就職率は68%という厳しい結果に終わり、このようなアリ族を大量に生み出したと思われる。

アリ族の90%以上は80年代生まれの若者で、男女比率は半々。

北京市では10万人、全国では100万人以上存在すると言われている。(翻訳・編集/愛玉)

http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=37446

フランス革命の時も高度な教育を受けたが体制の中に場所を得なかった人々が革命の担い手となったよな。