米国のオバマ政権は、アフガニスタン安定のため、掃討部隊を増派している 最中である。

最近、米国内の世論は、アフガンの「ベトナム化」を嫌い、むしろ撤退に傾いているが、オバマ大統領はアフガンへの大規模な増派による安定化にのめり込み気味だ。

オバマ氏がにアフガンに拘る理由として

①昨年の大統領選挙でのイラクからの撤退主張で有権者から弱腰と見られないようにするため、

②軍産複合体の要請、

③政権の後見役で、外交政策の重鎮ズビグニュー・ブレジンスキー氏等の考える要衝であるアフガン確保の地政学的戦略、

④正式に表明している通りテロとの戦いアフガンをテロリスト世界拡散の元凶と見ているため、等が考えられる。

恐らくは、これらが融合したものが真の理由と見るのが適当だろうが、オバ マ氏の中での上記①②③④それぞれの割合が分からない。

①の理由が薄れてきた以上、オバマ氏はタイミングを見てアフガン漸次撤退 に向かうのか?

しかし、その場合ケネディー元大統領のような運命を辿らないか?は誰にも 分からない。

そのため米国自身の今後のアフガンへの関わりアフガンの行く末が不明で、日本が国連の錦の御旗の下とはいえ混成地上部隊を送ることは隊員の生命は勿論のこと、アフガン国民からの敵意、国際世論の評価等、相当なリスクが伴うだろう。

外交防衛問題で民主党は先ずアフガニスタンで試される。

民主党は海上自衛隊のインド洋での給油活動について、新テロ対策特別措置法の期限が切れる来年1月で活動を終了、海自を撤退させる意向だ。

小沢一郎が党代表時代に考えていたのは代わりに国連の「明確なお墨付き」があるアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)に地上部隊を派遣する事だった。

一方で小沢は「武力ではアフガニスタンを納められない」と発言しており、 小沢の流れを汲む鳩山が考えているのは自衛官、警察官、医師、技術者、NGOボランティア等の混成部隊の派遣のようだ。

今回の衆院選、民主党勝つだろう。

問題はその後でシナ包囲網にEU、ロシア、英米が加わり、逃げ道を塞ぐ門の閂が日本になるという設定であれば、民主党が政権を盗るとその設定が崩れるから、民主党が衆議院で第一党に
なると、多少のタイムラグをおいて小沢、鳩山、岡田らの様々なスキャンダルが目白押しとなる。

民潭・総連出る幕無しで年内選挙で自民党勝利ないしは政界再編かもな。