引き続き大学からの更新っす・3・
では





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その後電車はほぼ空席を保ちながら終点に到着した。
俺達は電車から降りて改札を通り、アレス領の町に出た。

アレスの町はアートのそれと違い、一軒一軒が完全に離されている。
町の外観も見栄え良く、清潔さが感じられる風景だ。


「懐かしい……」


エラキスが呟いた。
こいつは元々ここに住んでいたからな、当然だろう。
暫し町の風景に圧巻し、本来の目的を果たしに行く。


「情報屋はどの辺りだ?」

「かなり近いよ。歩いて5分くらい」


そんなに近いのか。
それならすぐに情報を頂いて戻れそうだ。
とりあえずアレスの地理に詳しいエラキスに案内させて歩く。

駅を出た直前にある大通りを暫く進み、途中でかなり狭い道に入った。
流石情報屋、飛んでもない所にいるようだ。


「着いた」

左右を背の高い工場で囲まれ、ほとんど日の当たらない場所にその扉はあった。
こんな陰鬱とした所に構えていたのか。
こんな所で情報を入手できるのだろうか。


何故か側にあったインターホンを押すと、暫くして男の声が聞こえた。


「どうぞ」

案外軽いな。
情報の悪用を狙う輩もいるだろうに。
気にしていても仕方ないので、扉を開けて中に入った。

すると驚くことに中はかなり明るく、普通の家を思わせた。


「ようこそラボへ」

玄関で突っ立っていると、奥の方から小太りした男が手を揉みながら現れた。
かなりイメージと違うな。もっとキリッとしているイメージだったんだが。
まぁエラキスの紹介なら大丈夫だろうとは思うが。


「家主が変わったのかな?前はこんなデブいなかった」


意外と毒舌だな、エラキス。


「失礼な子だねぇ、一応雇われ者だからね。家主は変わってないよ」


どうやら新しく加わったアシスタントのようだ。
確かに情報屋としてはあまり似つかわしくないが。

あまりモタモタしている暇はないので、すぐに奥に案内してもらった。


普通の家とほぼ同じだが、一番奥の壁が仕掛けで、デブが操作すると更に通路が現れた。
なるほど、一応厳重だな。

それから暫く歩くと、ひときわ大きな部屋に出た。
部屋というよりは研究所。

様々な器具が陳列され、多くのネットワーク機器が並んでいる。
その中央で激しくキーボードを叩く男がいた。


「おぉエラキス!久々だな」


エラキスと知り合いか!
それで簡単に通したわけだ。

「おじさんも久しぶり。てっきりもう隠居したかと思ったよ」


恐らくここの主と思われる男は、かなりの高齢で顎から長い髭を垂らしていて、代わりに髪の毛は一本もない。
本当に現役でやっているのか疑うほどだ。
予想外だが、直感的に情報屋には相応しいとは思う。


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ここまで・3・
情報屋に辿り着きますた・3・
相変わらず退屈なシーンが続くお。
ということでバイバイ