土曜の夜、いつものように父は茶の間で退屈そうに巨人戦を見ていた。
AKB総選挙が見たいという72にしては好奇心旺盛な母とテレビのチャンネル権を争っていたのだが、結局は父が巨人を見ることに。
わたし「お父さん巨人の選手の名前知ってるの?」
父「知らね。けど面白いから」
という答えに本当にプロ野球に興味があるのかないのか分からなくなった。
わたしはいつもは自分の部屋でパソコンを使っているのだが、気まぐれで7年目にして初めて、茶の間でパソコンを使ってみた。
すると父が興味シンシンで近づいてきて、「それでデジタル一眼レフ見れるのか?」と聞いてきたので、
(はあ。。。意外とこういうのに興味があるんだな)
と思いながら価格コムに掲載されている商品を一通り見せた。
「次はHONDAのベンリーを見せてくれ!!」というので、オークションでたくさんの写真を見せると、
「かっこいいなー!」とか、
「なつかしいな!」とか嬉しそうに言っていて、父の新しい一面を見ることができた。
あっという間に時間がたち、気づけば巨人の試合は終わっていた。
母も「わたしにもできるかな?」と、パソコンに興味がわいた様子だった。
パソコンをただ茶の間に持ってきたというだけで、両親の知的興味を掘り起こすことができたことはとても大きな発見だった。
本当はみんな、今よりもっと大きな楽しみがあることに気づいてない。
自分が持っているパソコンがこんなに両親を喜ばせることができるなんて私は知らなかった。
やはり、いつもと違う行動をとってみるということはとても大切なのだ。それによって気づくこともあるし、いつもと同じことをしていたら、いつもとだいたい同じことを毎日繰り返していく。
もし、今の環境に満足していないのならば、とにかくいつもと違うことをしてみること。