いやーオリンピック盛り上がってるね。
期待された人が失敗したり、あまり期待されてなかったフェンシングが金メダル取ったり。
で、柔道ってオリンピックでも日程が最初の方にあるし、国民の関心も高いんだけど、その分プレッシャーが半端ないのが事実のようだ。田村亮子なんてそのプレッシャーで2大会連続「銀」だったもんね。
で、阿部詩ちゃんが2回戦敗退でそのとき相手への礼を欠いて号泣したってんで賛否両論あるようだ。
おいらはもちろん擁護派だ。なぜって?
だいたいが柔道なんて判定は主審の個人の主観が入りがちだし、だからオリンピックでも「誤審」疑惑が山ほどある。
こんな制度下では選手もかわいそうだ。安心して競技に集中できない。
それから、あのなあ、年齢を考えてみろよ。
まだ24歳だぜ?
感情をあれだけ出せるって、保守的な柔道界で極めて型破りだし、ある意味若者の特権でもある。
おいらが24歳の時なんて未熟で、当然周りのやつらもみーんな未熟だった。
もちろん63歳過ぎた今だってかなり未熟だ。
だから、誰だって一個人である以上、なんらかの拍子に未熟な面が出るのが当たり前なのだ。
でも芸能人もそうだけど、ネットやメディアで広く報じられると、未熟な面が未熟ですまされなくなる。
たくさんの批判にさらされ、精神を病んでしまうってことにもなりかねない。
タバコ問題で出場できなくなった女子体操選手でもその危険性を感じる。
一部の連中はなんで19歳をあれだけ責めることができるんだろうね。信じられない。
19歳などおいらからみれば完全に子どもだ。
子どもをよってたかっていじめて何が楽しい?
結論。
阿部詩ちゃんはがんばった。そしてメダルは取れなかったけど、その振る舞いはなんら非難されるべきものではない。
非難するマスコミ、ネット、お前らが有名人をダシに自分の「べき」論を展開してるだけだ。
※補足しておくと「べき」論とは、社会で合意された法律などとちがって、個人で「これはこうあるべき」と断じる偏見のことだ。コロナ禍で「マスク警察」と呼ばれる連中がいたが、「マスクは外に出たらどんな場合でもするべき」って価値観を押し付けてた人たちを思い浮かべたらいい。
「こんな時にパチンコ屋などもってのほか」って業者名を明らかにしたらかえって繁盛したとか・・・。
コロナは何も変わってなくて今でも流行してるのに、法律が変わっただけ(五類に移行)で今は何も言われないだろ?
「べき論」で動く人は首尾一貫してないんだ。