2018年ITサービスマネージャ試験の受験ログ
頚椎椎間板ヘルニアによって利き手である右手が満足でない状態ではあったが、今朝は発症してから一番よく、神経痛による痛みをコントロールできていた。
昨年と同じ情報処理技術者試験会場だったので、去年まではITストラテジストの大部屋の会議室だったなぁと懐かしみながら、同じ階の受験者数の少ない小部屋の研修室へと入った。
午前2試験が始まった。
25問の四肢択一マークシート方式。
受験番号と生年月日を記入しマークするが、右手の細かい動きがし辛いので簡単にマークすることができない。
周りの受験生が問題冊子の表紙をめくる音で少し焦ってきた。
遅れて表紙をめくったら、そこにはお馴染みの過去問が、複数ほど目に飛び込んできた。焦りから安堵感へと一気に変わった。
昼食
眠気防止のため低糖質の弁当を食す。
H21~H29 午後1のIPAの過去問解答と講評を読みながらのお昼だが、まるっきり頭に入ってこない。
食後に痛み止めの薬を服用。
午後1試験が始まった。
やや長文問題の3問中2問選択の記述式。
問2,3を選択。
問2の設問1を解くが一向に答えが出せない。答えをひねり出すのに時間がかかり、問2を解答中、終始焦ってしまい頭がのぼせ上がってしまった。
問3は落ち着いて取り組めたが、問2を見直すほどの時間は残されていなかった。
一昨年に午後1で敗退したITストラテジスト試験の時と同じ様相となってきて、雲行きがかなり怪しい。
やってしまった敗北感を引きずりながら、
午後2試験が始まった。
2問中1問選択の論述式。
問1と2のどちらを選択するか迷った。
用意していた自作論文からは問2に流用できそうだが、主戦場は問2の方ではないかと推測し、受験生同士の戦いが少なそうな問1を選択。昨年のITストラテジスト試験での”主戦場を回避する”という成功体験からの稚拙な作戦だが、本当に問2が主戦場でないのかは、自分勝手な根拠のない予想に過ぎない。
自分の右手の状態から論文を制限時間の2時間以内で書き切るためには、論文設計に時間を割いてから解答を書き始めるというセオリー通りの解法では間に合いそうにない。用意しているITサービスの概要をかろうじて読めそうな汚い字で書き進める。800字程度の設問アを書き終えたときは予定時間を5分超えていた。書くペースを上げることは出来ないが、まだ右手のしびれ感はなく、まだしばらくは書き続けられそうだ。
設問イは、問題文から採点ルーブリック(評価基準等)を推測しながら、論述していなければ減点になりそうなITサービスマネージャのあるべき具体的な姿を描いていく。設問イは採点の要となるはずなので、動きの悪い右指を鼓舞しながら1,200字を目指して書き進める。
設問ウの書き始める予定時間となったので、設問イの論述を切り上げ設問ウに取りかかる。設問ウをしっかり書けば、他の受験生と差がつけられそうなので、設問イと同じくルーブリックを推し量りながら論述する。右手の動く限り時間いっぱいまで800字を目指して書き続ける。
試験終了5分前に書き終えた時には、空白文字と章立てのタイトルを入れてではあるが、合計3,000字に達していた。
試験の出来はどうあれ、試験を最後まであきらめず解答出来たことの充実感で、右手の疲れを一切感じることはなかった。
