やる気は常に変動する。やる気を失っている状態で、やる気を引き出すことやモチベーションアップを試みることはたやすいことではない。やる気を失くしモチベーションが下がった状態でも、一定のパフォーマンスが出す方法はないものだろうか。

 

そのひとつのヒントとして、「机に向かってすぐに集中する技術 (フォレスト出版 2016/2/20) 森健次朗(著)」が参考になる。やる気を引き出そうとするのではなく、不安定なやる気のない心の状態に着目せず「集中力を引き出すワザ」を使いこなしてパフォーマンスを上げるというアプローチ方法である。

 

この書籍は挿絵も入っていることも手伝い、平易な表現で分かり易くかかれており短時間で読み終えられる。すぐに実践できそうなワザが数々紹介されているため読み手を飽きさせない。

 

数あるワザの中でこれは面白い!と思ったのは「テニスボールを2個積む」というトレーニングである。例えば勉強の前にテニスボールを2個積むトレーニングを行うことで集中力を高め、その状態で勉強を開始するという”ワザ”である。これをルーティンとして勉強の前に必ずテニスボール積みをすれば、高まった集中力で学習効果が高まるというのである。

 

これは単純にボールを2個積むだけなので、積めてしまえば、それがゴールです。

ですが、初心者は、なかなかボールを積むことはできないと思います。

 

と、やや挑戦的に書かれているので、自分でもテニスボールを積んでみたくなってしまった。

 

テニスの趣味はないので家にはテニスボールがあるわけではない。きっと、100均で売っているだろうとネットで調査するとダイソーやセリアでボールを売っているとの情報が見つかった。

 

そこで、自宅から一番近い100均はセリアなので、早速行ってみたところテニスボールはあったが、1個100円で販売されていた。ネットの情報ではダイソーだと2個100円で購入できるようだったので、そこから少し離れたダイソーへも行ってみた。このダイソーは小型店のためか、テニスボールは扱っていないようだった。

 

数日後、たまたまダイソーの大型店がある場所に行くことがあったので立ち寄ってみたところ、テニスボール2個セット100円があったので迷わず購入した。そして早速「テニスボール2個積み」を試してみた。

 

「これは100均のおもちゃのようなテニスボールだから、上手く積むことができないんじゃないか?」

 

と、思うほど最初はまったくボールを積むことはできなかった。

その後何度もテニスボールと格闘し諦めず何度かトライしたところ、2個積むことになんとか成功した。

 

 

そして、数回テニスボールを積むことができたので、苦手な分野の学習を試してみた。滑り出しは良く、いつもより学習内容が頭に入ってくる感じがしたが、その集中力は30分ももたなかった。

ボールを積んだ際の持続時間というのは、そのまま集中力の持続時間に直結してくる傾向にあるのです。

どうやら、ワザのトレーニングを積まないと、集中力を持ち続けて学習することは難しいのかもしれない。

 

そもそもこのワザの最大の難所はボールを積むことではなく、テニスボールを積むという行為を始めなければならないという点にある。

しかし、その一歩をどう踏み出すかというワザまでは書かれていない。

 

はじめの一歩を踏み出せないのはなぜなのだろうか。