名画はいつ観ても。 | 鬱と迂闊な月曜日

名画はいつ観ても。

『風の谷のナウシカ』

十数年ぶりに観たこの作品は、やはり凄かった。
初めて観たのは小学生のとき。
劇場で震え上がったのを覚えている。

オープニングからナウシカが出てくるところ。
鳥のようにメーヴェを飛ばし、軽やかに空を羽ばたく姿に涙が出てきます。

腐海の謎を解くべくナウシカはその身を呈し、村人曰く腐海遊びをする。

人間を愛し、腐海の森を愛し、腐海に住む蟲達を愛する。
その中でもひときはインパクトを放つ王蟲。
王蟲の完全な抜け殻を目にするナウシカは笑みがこぼれる。
腐海の中に充満する胞子は、吸い込むと5分で肺を腐らせてしまう猛毒だ。
それでもそこには人間が暮らしていくためのヒントが隠されているとナウシカは腐海に赴く。

その腐海を焼き払うべく、トルメキア、ペジテが策を練り、なんの因果か風の谷に急襲を仕掛ける。

しかしナウシカは知っていました。
キレイな水、そしてキレイな土では腐海の植物も毒を発しないと。

水を豊かにしているのは腐海のお陰とも知らずに愚かな軍隊が風の谷を襲わせる。

火を使えば一日で森を焼き払えるであろう。
しかし、水と森は百年かけてキレイな環境をつくる。

もはや戦など必要のない世界。
蟲は森で。人間はわずかな力と知恵で生き延びてきた。

風の谷の姫。ナウシカはいつも大丈夫と笑う。
大丈夫の根拠はわからないが、ナウシカの笑顔には人々を奮起させる力がある。

割愛したないようですが、僕は個人的に宮崎駿監督の作品が好きです。
巷では、ナウシカ派?ラピュタ派?と問うひともいますが、未咲は迷わずナウシカです。
ファンタジーの世界にはいろいろな見方があります。
宮崎駿監督の作品の多くはファンタジー。
でも、風の谷のナウシカはなにかファンタジーとは違うこの世の中の末路を描いているように思えてならないのです。これはあくまで自論です。

兎にも角にも、久しぶり涙が出ました。

昔っから乗りたかったんだよなー。
メーヴェ。
さぞかし気持ちがいいのでしょうね。
その前に風をよまないと。


その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。 
失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。



アデュ。

未咲シキ。