逢えた。 | 鬱と迂闊な月曜日

逢えた。

忘れていた遠い記憶。

昨日、仕事から帰宅して晩ごはんを済ませると、あまりの疲れからかうたた寝してしまい、気づくと深夜2時をまわっていた。

夢を見たんだ。
不思議なシチュエーション。

ひとのいない街を一人で歩いている。
ある建物に入ると、大々的にカジノが行われていた。
気づくと大金の入った黒いバッグを持っている。
それが引き金になり、追われる立場に。
夜の中走っているとポツンと小さな光が見えた。
そこに逃げ込む。
中に入ると一人の女性が。
最初はぼんやりと。しだいに鮮明に顔が浮かび上がってきた。
なにか見たことのあるひとだった。
思い出せ。思い出せ。
と、思い出す。
それは以前出逢った懐かしいひとでした。
出逢ってから数年。僕は老けたが、彼女は出逢ったときのままだった。
夢と云うのは不思議なもので、断片的なものが繋ぎ合わせて構成されている。
だから、その時点で追われている設定はなくなっていた。
会話の内容は覚えていない。
しかし、出逢った頃からの懐かしい話を延々としていたように思える。
心の靄がしだいに薄れた。
僕は彼女の話に耳を傾け、彼女はあのときのまま気さくに話しかけてくれる。
今まで味わってきた屈辱や孤独感を吹き飛ばしてくれるかのように。
夢の中とはいえ、この時間がずっと続けばいいと思っていた。
しかし、人間、眠ったら起きるものだ。
会話の最中にバッと目が覚めた。
もっと話したかったのに。
起きた時、幸せな気分とは裏腹に虚無感が襲う。

それが深夜2時過ぎ。
いま朝方の5時。
夢は薄れていくのだろうけど、今はまだ鮮明に覚えている。
この記憶。というよりかは思い出を忘れたくはないから、ザックリだけどこのブログにしたためた。

この夢の中でできた出来事をあと一日もしくは数時間で忘れるであろう。

しかし、今日のこのブログを読み返したときに、また思い出せるのではないかと確信している。

記憶は消えても、思い出は残る。
だから、これまで生きてきた中で起きた嬉しいことや悲しいこと、辛いこと。
それらはいつしか記憶からは消えるかもしれないけど、確実に心の中で蓄積されているもので、思い出として残っていく。
決して忘れることはない。積み重なっていくものだ。

今回の夢を見てそう感じました。
そして、何故その女性が出てきたのか。
それは、僕の人生で印象深い人間のひとりだからだと思います。

好印象であれ、悪印象であれ、人生の中でインパクトのあるひとのことは本能的に覚えているのでしょうね。

いつか、その女性にもう一度会いたいものです。
老けたかな。なにしろ10年近く会ってないから。

そのいつかを期待しつつ毎日を充実させます。


アデュ。

未咲シキ。