高倉健と路線廃止に関する1考察 | An Ulterior Weblog

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一言で言うと、健さんが撮影したところは消えて行く、というものである。

 

健さんが亡くなられて2年過ぎたが、ひょんなことから気が付いた。JR北海道の廃止検討で上がったのですぐにわかる部分しか把握できていない。ほかにもあるかもしれない。

 

 

『網走番外地』:士別で撮影。少し北の名寄から稚内までの路線が廃止検討

『幸せの黄色いハンカチ』:夕張線は昔からあったが、石勝線が通ってから支線となり、夕張市が今年、支線廃止に対して合意で廃止決定。

『遥かなる山の呼び声』:中標津周囲で撮影。後に標津線全線が廃止。

『駅』:留萌や増毛で撮影。今月5日、留萌から増毛までの路線が廃止。留萌本線自体も廃止検討対象。

『チロルの挽歌』(NHKドラマ):芦別で撮影。根室本線の滝川-新得間が廃止検討対象。途中の島ノ下駅(富良野市)は廃駅が事実上決定。

『鉄道員』:幾寅(南富良野町)と滝川で撮影。『チロルの挽歌』と同じ路線上。

『あなたへ』:長崎県平戸で撮影。松浦鉄道が経営的に厳しい状況。沿線自治体からの支援が決定している。

 

 

なお、『ホタル』は鹿児島県垂水市で撮影されているが、撮影時点ですでに大隈線は廃止されているので、あくまで撮影後にとしている。『海峡』の青森県津軽線はもともと北海道新幹線の影響が見込まれていたのでこれも外してる。

健さんは各地域にとって疫病神なのだろうか。。。

 

健さんと言うと、あまり賑やかな場所での撮影とかストーリーが無いからどうしてもこういう傾向になるのだろう(『新幹線大爆破』とか『ブラック・レイン』は例外的)。特に北海道は人口密度が無いから、こういう結果と関係がついてしまう面は否めない。逆にいくら国民的有名俳優の健さんの威光を持ってしても地域の活性化には結びつかないことを示している。観光での活性化は基本的には難しいと思っていた方がよいだろう(「アニメで町おこし」参照)。その一方でSNSで話題になって活気を帯びているところがある。ただ、それもいつまで続くかという問題が付き纏う。

工業化に向き過ぎて農林水産にあまり力を入れてこなかった自民党の失政の賜物と思う。